Infinity

日々の雑感をそのつど綴っていこうと思います。

いつでも初舞台

 3月30日の京都新聞夕刊の「現代のことばに」に野村誠氏(※)の「小さな種から森へ」という小文が載っていた。曰く

 『一向に楽想が浮かばない。1小節スケッチしてはボツ。また1小節スケッチしてはボツ。何度も書き始め、振出しに戻る。今度こそ曲が書けないという恐怖。ところが締め切りが迫ると、作曲のエンジンが入り、一気に書き上げる、ということがある。

 どうして最初はかけないのだろう? それは、無意識に「傑作を作りたい」という理想を掲げていたからだ。自分の理想の音楽に程遠い案はすべてボツ。理想が高いのは結構だが、ブレーキになっては仕方がない。』

    -今度こそ曲が書けないという恐怖- うん。。。誰にでもあるのだナァ...と妙に納得(笑い)。 そして続けて

『では、最終的にどうして書けたのだろう? それは、理想を諦めたからだ。傑作じゃなくても、ええじゃないか。駄作で結構。とにかく自分の能力でかける物を作曲しようと諦める。こう思えた途端、些細なアイデアもボツにならずに採用される。すると、粗悪と思った楽想が、譜面上でドンドン展開されて、壮大な楽曲に膨らんでいく。小さな種から小さな芽を出した植物が、成長し、多くの実をつけるように。』

 “諦め”と“駄作で結構” と開き直るところまで追い込まれると、途端に展望が開けるというか、気持ちがスッキリする。

 能力以上のことはできないと分かっていても、それ以上のものを目指したがる。。。しかし、すぐに壁にぶつかり、苦悶する。するとあるとき、パッと自分を知り、今できること以外に何ができるんやと自得する。このようなことの繰り返しで経験値を深めていく ...けいこ不足を幕は待たない 恋はいつで初舞台♪ といったところか。

(※)作曲家、日本センチュリー交響楽団コミュニティープログラム・ディレクター

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[ 2015/04/01 18:19 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)
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こんにちは,KENZOUです。日常の思いついたことやいろいろなことを写真と共に綴っていこうと思います。また、理系に興味のある方は「楽しい物理ノート」を公開していますので、そちらの方も覗いてみてください。

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