Infinity

日々の雑感をそのつど綴っていこうと思います。

身の丈

 今日の京都新聞夕刊の「現代のことば」というコラム欄に、養老孟司さんが「学問の倫理」というタイトルで寄稿されていた。
 STAP細胞を巡る世間の喧騒について、現在の研究規模は一昔前の個人企業レベルから大企業レベルへと大きくなってきたため、大組織を統制するための手続き的な規制を厳しくすることが多いが、学問、研究の領域でそのような規制をすると学問を殺してしまうことになる、と警鐘を鳴らされ、コラムを一読して溜飲の下がる思いがした。
 
 過日、“ひるおび!”というTV番組で笹井さんの記者会見の様子を放映していた。まだ会見途上であったが、コメントを求められた某コメンテーターは「この記者会見は失敗ですね」と言った。見識のあるところを見せようとしたのかどうか、まだ会見途上で、笹井さんの言い分を最後まで聞き、その内容を十分咀嚼することなくこのような発言をすること自体、せっかちな視聴者に媚びているのではと思った。

 養老さんは言われる 「自分で考えろ」 と。

 「自分で考える人が結局は信頼できる。その人のいう内容が信じられるのではない。その人自体を信じることができるのである。人間に間違いはつきものである。しかし、自分で考えて間違ったら、訂正ができる。自分への教訓となる。それを繰り返せば、いくらバカでも、しだいに利口になるはずである。現代は他責的な人が多い。なにかを、だれかのせいにする。これも『自分で考える』ことが少なくなったためではないかと疑う。」

 「なにしろネットが発達しているから、簡単に他人の意見を知ることができる。そればかり見ていると、自分で考える暇がない。しかも自分の考えなんて、たかが知れていると暗黙に思ってしまう。自分は自分なのだから、身の丈に合ったことだけをすればいいのに。」

      ・・・目からうろこが


[ 2014/04/21 19:05 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)
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こんにちは,KENZOUです。日常の思いついたことやいろいろなことを写真と共に綴っていこうと思います。また、理系に興味のある方は「楽しい物理ノート」を公開していますので、そちらの方も覗いてみてください。

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