Infinity

日々の雑感をそのつど綴っていこうと思います。

倚りかからず

 “STAP細胞論文は捏造などの不正が行われた”と認定した理研調査委員会・委員長の石井俊輔氏は、7年前に発表した論文で自ら画像の切り貼りをしていたという指摘受けて委員長を辞任するとか。。。批判する側が、一転、批判される側にまわってしまった。世の中、一体なにが信用できるのか、はたまた、なにを信用すべきか、、、という結構やっかいな問題に意識が向いていく。

 茨木のり子の「倚りかからず」という詩が頭に浮かぶ。

    『倚りかからず』
      もはや
      できあいの思想には倚りかかりたくない 
      もはや
      できあいの宗教には倚りかかりたくない
      もはや
      できあいの学問には倚りかかりたくない
      もはや
      いかなる権威にも倚りかかりたくない
      ながく生きて
      心底学んだのはそれぐらい
      じぶんの耳目
      じぶんの二本足のみで立っていて
      なに不都合のことやある
      倚りかかるとすれば
      それは
      椅子の背もたれだけ

この詩は茨木のり子が73歳のときの詩ということだが、「ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい」というところに彼女の真骨頂を感じる。

 
アマガエル・・・ジッと何を見つめているのか?
IMG_アマガエル


スパティフィラム(京都府立植物園)
スパティフィラム


カザグルマ(クレマチス)(同上)
カザグルマ
[ 2014/04/26 16:15 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

身の丈

 今日の京都新聞夕刊の「現代のことば」というコラム欄に、養老孟司さんが「学問の倫理」というタイトルで寄稿されていた。
 STAP細胞を巡る世間の喧騒について、現在の研究規模は一昔前の個人企業レベルから大企業レベルへと大きくなってきたため、大組織を統制するための手続き的な規制を厳しくすることが多いが、学問、研究の領域でそのような規制をすると学問を殺してしまうことになる、と警鐘を鳴らされ、コラムを一読して溜飲の下がる思いがした。
 
 過日、“ひるおび!”というTV番組で笹井さんの記者会見の様子を放映していた。まだ会見途上であったが、コメントを求められた某コメンテーターは「この記者会見は失敗ですね」と言った。見識のあるところを見せようとしたのかどうか、まだ会見途上で、笹井さんの言い分を最後まで聞き、その内容を十分咀嚼することなくこのような発言をすること自体、せっかちな視聴者に媚びているのではと思った。

 養老さんは言われる 「自分で考えろ」 と。

 「自分で考える人が結局は信頼できる。その人のいう内容が信じられるのではない。その人自体を信じることができるのである。人間に間違いはつきものである。しかし、自分で考えて間違ったら、訂正ができる。自分への教訓となる。それを繰り返せば、いくらバカでも、しだいに利口になるはずである。現代は他責的な人が多い。なにかを、だれかのせいにする。これも『自分で考える』ことが少なくなったためではないかと疑う。」

 「なにしろネットが発達しているから、簡単に他人の意見を知ることができる。そればかり見ていると、自分で考える暇がない。しかも自分の考えなんて、たかが知れていると暗黙に思ってしまう。自分は自分なのだから、身の丈に合ったことだけをすればいいのに。」

      ・・・目からうろこが


[ 2014/04/21 19:05 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

XPからWindows7へ

 XPのサポートが切れたというので仕方なくWindows7のPCを導入。そこまでは良かったが、XPで機嫌よく動いていたソフトをWindows7に再インストールしようとしたところ一筋縄ではいかない目に会った(汗;)。

 CD-ROMからインストールしようとすると「このOSは対応していません」、あるいはインストールはできるが、ファイルを保存しようとすると「別名ファイルで保存できません」、またあるソフトでは「ファイルが開けません」云々といったメッセージが...もうそこから一歩も進まない。。。

 これは一体どうなっとるんじゃ!と声高に叫んでも、パソコンは冷たく、知らん顔。。。 仕方なくいろいろと悪戦苦闘がはじまる。その戦果としてXP互換モードでイントールなりセットアップをしてやれば不具合が解消できることが分かった。
 まだインストールを待っているソフトがあるが、はたして素直にインストールされてくれるのか、はたまた何か文句を吐きだすのか、、、やれやれ、某ソフトメーカーの都合で乗り換えを強いられたが、余計な苦労まで背負いこまされるとは。。。

庭に咲いた小さく可憐な芝桜の花
IMG_140417芝桜

細い茎から元気よく開花するオキザリ草の花
IMG_140417オキザリ草
[ 2014/04/17 16:32 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

蔓桔梗

 家人が知人からいただいた蔓桔梗(ツルギキョウ)の蔓が元気よく繁茂しだしたと思っていたら、いよいよ花が咲きはじめた。別名ツルニチソウとも言うらしい。桔梗という名が付いている通りキキョウによく似た星型の花を付けている。

IMG_140411蔓桔梗_1


これから花を開いていこうという幼花。花弁(はなびら)が上手に畳まれていることにいつもながら感心する。

IMG_140411蔓桔梗_2


洗いざらしの作務衣のような風合い・色合いがなんとも魅力的。

IMG_140411蔓桔梗_3


こちらはアイフェイオン。今年も元気よく咲き乱れている。鼻を近づけるとなんとも爽やかな香りがする。疲れた時などときどきこの香りをかぐが、不思議と元気がもらえる。

IMG_140411アイフェイオン
[ 2014/04/11 19:55 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

   ねがはくは
   花のしたにて春死なん
   そのきさらぎの望月の頃

これは有名な西行法師の句で、寂滅する10年ほど前に詠まれた句らしい。実際に西行はその歌の通り、如月(きさらぎ)の望月の頃に亡くなったので一層この歌が有名になっている。

4月に入ればいたるところで桜が満開。満開に咲き誇る桜を見ていると、自然と西行のこの歌が脳裏に浮かぶ。満開の桜を見ながら、果たして西行はどのような心境でこの歌を詠ったのかなぁ。。。などといろいろ勝手な想像を巡らしていると知らぬ間に時間が過ぎてしまう。

IMG_140405桜_1


 桜の花の散り際の潔さは日本人の心情にフィットするようで、根底に流れる無常観と饗応するのだろうか。

IMG_140405桜_2

 かつての仕事仲間で、釣り仲間でもあり、また飲み仲間でもあった、今は亡きM氏とO氏のことを思い出す。亡くなる最後は見事という感じをうけた。

 M氏の見舞いに行ったとき、まだ元気に病院の廊下を歩いていたが、『Yさん(小生のこと)、もう助からへんわ。』と平然と言う。それからしばらくして見舞いに行くと意識は既に朦朧としていて、奥様が小生が来たことを告げると微かにうなずいていた。その心中を察することはできないが、泰然とした姿は今尚目に焼きついている。

 O氏を見舞いに行ったときは『Yさん、僕はもう助からへんわ。この病気は真綿で首を絞められるように進むにゃネ。まぁ、やり残したことはないし、思い残すことはないわ。最後にYさんが来てくれたからもうこれでさっぱりした。』と普段通りのスタンスで平然という。 その2週間後に奥様から訃報が届いた。

         見事、あっぱれな最期だったとつくづく思う。

     お二人ともあの世で釣り三昧、うまい酒を酌み交わしていることだろう。

         たまにはこの世に遊びに来いと言いたいが。。。

IMG_140405桜_3
[ 2014/04/05 13:46 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)
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Author:KENZOU
こんにちは,KENZOUです。日常の思いついたことやいろいろなことを写真と共に綴っていこうと思います。また、理系に興味のある方は「楽しい物理ノート」を公開していますので、そちらの方も覗いてみてください。

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