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日々の雑感をそのつど綴っていこうと思います。

たましひ

昨日(3/30)の京都新聞夕刊の「現代のことば」というコラムに京都大学准教授・小倉紀蔵氏(韓国思想)が『たましひ』というテーマで寄稿されていた。このコラムを読んで、今回の大震災で亡くなられた方の無念さを思う気持ちが少しは慰められた。
「たましひ」という日本語は「生命の霊力」という意味。氏によれば

 『 人は死んだらどこへ行くのか。あの世に行くのか。天国に行くのか。黄泉(よみ)の国に行く
   のか。どこにも行かないのである。最後の息をした後、人は、「たましひ」として残るのだ。

   以前、どこかの海辺の町で家事が発生し、2歳の幼女が焼け死んだと新聞に出ていた。
   近所の人が「昨日は公園で遊んでいたのに信じられない」といったと、記事は書いてい
   た。昨日死んだあの少女は、どこへ行ってしまったのか。天国という遠い場所に行って
   しまったのか。そうではない。おとといまで遊んでいたその公園に、いるのである。
   そこに、「たましひ」として、今日も遊んでいるのである。

   何か特別な超常現象が起きたり、心霊的な体験をすることが「たましひ」との出会いなの
   ではない。ごく日常的なこの景色、この風景、この姿、このありさまに、「たましひ」は宿っ
   ているのだ。

   すべての人が見ることができる霊のようなものは存在しない。それは虚構なのだ。いなく
   なった幼女の姿が、特にその公園に見えなくてもいいのである。見えなくても、そこに
   「たましひ」はあるのだ。なぜなら、その幼女を知っている人の心には、その公園で幼女が
   遊んでいる姿が刻まれているからである。

   社会というものは、そこに所属する個人の集合体なのではない。「たましひ」も含めた
   すべての心の集合体なのである。

   「たましひ」の「ひ」は擬態語の「ひらひら」に通じ、ひらひらと飛ぶのは蝶である。蝶を
   たましいの化身と考える文化圏は多い。死んだ人のたましいは、彼岸に行かずにこの世で
   蝶になってひらひらと彷徨(さまよ)っているのである。

   今回の大震災と津波によって、信じられないほどたくさんの人のいのちが一瞬にして
   奪われた。数えきれぬほど多くの人びとはあっという間にどこにいったのか。波にさらわれ
   て消えてしまったのか。

   そうではないと思う。「たましひ」として、今生きている人とともに、ひき裂かれた道や崩れ
   た学校や瓦礫のかたわらにいるのだと思う。そして日がもっと暖かくなれば、それらの
   「たましひ」の化身が白い蝶になってひらひらと飛ぶようになるのだろう。 』

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りします。目慰みでもなればと庭先に咲いていた花の写真を掲載する。

・ムスカリ:花がブドウの房のように見えることから別名ブドウヒアシンスとも呼ばれる。花言葉は「寛大なる愛、明るい未来、通じ合う心」。 また、「失望、失意」。  
ムスカリ_1

ムスカリ_2

・アイフェイオン:花が全開していた。花言葉は「悲しい別れ 耐える愛」
アイフェイオン_2

アイフェイオン_1
[ 2011/03/31 18:31 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

春の訪れ

萱尾(かやお)神社まで車を飛ばし、その周辺を散歩した。この神社の御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと:大国主 おおくにぬしの若い時の名前の一つ)で、大地を象徴する神とのことだ。はげた塗りの一部からかなり綺麗な彩色が施されていたことが伺われる。
萱尾神社

桜の蕾も今か今かと開花を待ち構えているようだ。
桜の蕾

道端に綺麗なコバルト色のオオイヌフグリが咲いていた。フグリとは陰嚢のことで、実の形が犬の陰嚢を連想させることから名付けられたとのこと。失敬なネーミングのようにも思えるが、昔の人の大らかな気持ちが素直にでているようで面白い。コバルト色の綺麗な花にふさわしく、花言葉は「誠実 忠実 信頼 清らか」。
オオイヌフグリ
ところで、果たして実の形は。。。とネットで調べるとココに載っていたので拝借した。う~ん、と思わず納得!?
ooinunofuguri02.jpg

オオイヌフグリの側に春の七草の一つであるハコベが咲いていた。5mm程度の小さな花で、花びらは5つだが、2つに分かれているので10弁花のように見える。純白の綺麗な花から想像されるようにハコベの花言葉は「愛らしい あいびき ランデブー 追想」。
ハコベ
[ 2011/03/30 18:51 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

第9回現代表装・墨彩画展

昨日、ムーミンパパさんとその仲間が開催されている第9回現代表装・墨彩画展に行ってきた。ムーミンパパさんは墨彩画9点とBlog等で紹介された色紙に描かれた絵画10点余り(?)を出展されていた。表装掛け軸は15点出展されており、いずれも素晴らしい出来で、ひと時のやすらぎの時間を過ごすことができた。

・ムーミンパパさん(中央)、月光仮面さんと記念写真
IMG_3181_2.jpg

ムーミンパパさんの自作品の解説記事を抜粋掲載する。

●「故郷の山」達磨が峰(兵庫県)
ムーミンパパさんの故郷の風景とのことだ。
「私の故郷の山は村の背後に聳える達磨が峰という山です。村の中からはどこからでも見える山で、かつて小学校の好調室に誰が描いたのか、達磨が峰の油絵が掛かっていたのを覚えています。私もいつかは納得のいく「故郷の山」を描きたいと思いながら、何点か描いてみましたが、まだまだ納得のいくものが描けていません。」
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●「白い道」 黒沢池の木道 妙高山(新潟県)
「地上の別天地という雰囲気の広大な湿原の中を一本の白く光る木道が伸びています。」
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●「芽ばえ」:ヤエヤマヒルギ 西表島(沖縄県)
「今まで干潟だった所がすっかり海水に覆われました。水に乗って無数の小魚の群れがやってきて、あちこちに魚や蟹、貝などの生物の息吹が満ち溢れていました。」
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●「鎮魂の丘」 原城跡 島原半島(長崎県)
「島原の乱、これはキリシタン弾圧に対する抵抗というより百姓一揆であり、ほとんどの人々はキリスト教信者でない人たちだったのです。(略)発足したばかりの徳川幕府はこれが日本各地に広がることを恐れ、女・子供も皆殺しの制圧を行いました。(略)さらに、原城を徹底的に跡形もなく破壊しつくしました。今ではこの周辺は芋畑となり、近代になってから、中心地に小さな記念公園ができています。」
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●「夜明け」:福良湾 淡路島(兵庫県)
「宿の窓から見える朝日の昇る前のおだやかな湾のたたずまいを描いてみました。最近、売出し中のふぐの養殖なのか、養殖いかだがたくさん並んでいます。」
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●「圧巻と安らぎ」 古座川一枚岩(和歌山県)
「夕方、この岩山(一つの岩でできた山)の下を流れる川の対岸にあるキャンプ場に着いた時には、岩に押しつぶされそうで、恐怖心すら感じる圧巻でした。しかし、夕食も済ませ一息ついて、テントの中で眠りについた時には、この大きな岩山のふところで守られているようで、ぐっすりと眠ることができました。」
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●「静寂」:山頂の火口湖 三瓶山(島根県)
「火口湖でありながら、周りに生い茂る木々に囲まれ、湖は浅いけれど広く、神秘的というよりは、静寂の中に明るさと春の息吹が感じられる空間でした。」


●「雄姿」:余部鉄橋 余部(兵庫県)
「余部鉄橋を見上げるところまでくるとようやく空が落ち着き、やがて黒い雲の合間から夕日が射し始めました。劇的な山陰の冬の洗礼を受けた気がしましたが、この厳しい天候と日本海から吹き付ける強風に耐えてきた余部鉄橋の最後の雄姿を見る絶好の舞台であったような気がします。」
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表装のことはほとんど知らないが、いろいろと具体的に教えていただいた。一見大変繊細・地味な作業と思われるが、やりだすとはまりこみ、非常に面白いとのことだ。

●掛け軸製作者:駒水タミエ氏
朱と茶のコントラストが凛とした静けさをグッと引き出しているような気がする。
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●掛け軸製作者:駒水タミエ氏
しっとりと落ち着いた雰囲気の中で静かに婚礼の儀が執り行われているような。。。
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●掛け軸製作者:芦川道子氏
若山牧水の有名な詩。センチメンタルな気分に誘われる。。。
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[ 2011/03/27 16:33 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

アイフェイオン

地震発生から約2W経った。マスコミが避難所暮らしの状況を報道するが、過酷な生活環境にも拘わらず被災者の方々の毅然とした心持ちがこちらに伝わり、立派だなぁ~と思わず感動する。

3月24日付けの京都新聞の 「現代のことば」 に、 セルフサポートセンター東樹ホーム長の龍尾和幸氏が 被災者への励ましに寄せて、『私は17歳のときに事故で右手を切断した。見舞いに来た人は言う、「世の中には両手の無い人もいる。君には左手があるではないか」と。しかし、当事者の私は傷ついた心をその言葉によって癒されることはなかった。人はややもすると、対岸から他人の苦しみを天秤にかけて激励する。苦しみは固有のものであり、他者と比較するものではないこと。そして生きていること自体が既に頑張っていることであるのだが、支援者の立場になると、そのことが全く見えなくなってしまうのだ。』と書かれている。“頑張れ、ガンバレ”とTV-CMの間にタレント達が口をそろえて叫ぶが、もっと気の利いたキャッチフレーズはないものだろうか。。。 龍尾和幸氏は-「自分は一人ではないと思うことが大切である。そのためには、「横に並んで、希望を持って、共に前を向いて歩くこと」から始まる。-と先のコラムを締めくくられている。 明けない夜はない。


庭先にアイフェイオンが2、3輪顔をだしはじめた。寒さに強く、暑い夏場は休眠している、逞しくも清楚・可憐な花だ。別名「ハナニラ」とも呼ばれ、葉を揉むとニラの香りがする。早速、カメラに収めてみた。

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[ 2011/03/24 19:09 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

日本水仙

玄関先に水仙の花が咲いていた。小ぶりの可愛い形をしている。花色は花弁が白で副花冠が黄色の「日本水仙」。名前に反して原産地は地中海沿岸とのことだ。別名「雪中花(せっちゅうか)」とも呼ばれる。 雪の中でも春の訪れを告げることからきているらしい。そういえば昨日小雪が少し舞った。今日は一転暖かい日差しだがまた寒くなるらしい。

『春よ早くこ~い』 と大声で叫んでいるようだ。。。
110319水仙_1

110319水仙_2
[ 2011/03/19 17:27 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

ギター練習(18)

    東北地方太平洋沖地震で被災されました皆様方々に対し 心からお見舞いを申し上げます



                     《SoundFest vol.1 の発表会風景とアンサンブルメンバー》
SoundFesta.jpg
 さて、YAMAHAのクラシックギターの教室に通ってから丸2年が過ぎた。先般の発表会 Sound Fest Vol.1 も楽しく終了することができたので、これを一つの区切りとしてこの4月からクラシックギター専門の先生に習うことにした。 その旨を現先生(ジャズが専門)に言うと 『山本さんくらい弾けるとその方がいいですね。』 とあっさり認めていただいた。下手なりにも今まで気持ちよくレッスンを受けてこられたのは、この先生の褒め上手なことが大きい要因。
 先生曰く『僕が習った先生はカルカッシとかの基礎練習をうんとやらしました。弦の弾き方とか右の各指を独立して動かす練習とか、いろいろあって大変ですけど、大切な練習ですね。このYAMAHAの教室では曲を弾けるようになることを中心にやってきましたが、クラシックの基本からやるのなら専門の先生につかれるのがいいです。』 とニコニコしながら仰る。
 レッスン最後の課題曲は「ラリアーネ祭り」。きれいな曲だが、小生にとってかなりの難物。3月末の最後のレッスンではトレモロのところをやる(殆どトレモロになっていないが)ことで〆ましょうということに。。。
[ 2011/03/16 18:40 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

黄色の柊の花?

近場の公園を散歩していると、黄色い、蝋梅のような透明感のある小さな花をつけた木を見つけた。近づいてよく見ると柊(ひいらぎ)のようだ。しかし、柊の花は純白ではなかったか...? 葉っぱの形状からするとこれはまさに柊。キンモクセイ科だから黄色の花もありかな。。。 あるいはこれは柊ではないのか。ネットで調べてみたが今のところよく分からない(※)。いずれにしても黄色の小さな花が房状に開花しており、なかなか綺麗だった。

IMG_110310柊_1

IMG_110310柊_2
(※)ムーミンパパさんから 『写真のものはヒイラギナンテンだと思います。葉は似ていますが、別の植物です。花の付け方もヒイラギとは違うと思います。調べてみて下さい。』 との情報をいただいた。早速調べてみると確かにその通りで、“めぎ科”の常緑低木樹、葉は羽状複葉で枝先に数枚が傘状に開出。縁はあらく切れ込み、先端は鋭い棘になる。花は黄色の小さな6弁花で総状花序に付けるとのこと。ムーミンパパさん、情報ありがとうございました。

過日開かれたギター教室の発表会(3/6)は18Gr、141名の演奏者によるサックス、バイオリン、バンド、フルート+ACG+CGアンサンブル等、多彩なプログラムで楽しかった。当方も本番のクソ度胸で、ココはミスるなと思ったところは案の定ミスったが、特にあがる事もなく楽しく演奏できた。ヤレヤレ。。。
[ 2011/03/10 17:45 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

セネシオ貴凰

ギター教室の帰路ホームセンターに寄った際、ちょっと目を惹いた花があったので買った。『セネシオ貴凰(キオウ)』と名札が付いていた。“貴凰(キオウ)”とはえらい高貴な名前がついているなぁと思いながら庭に植えてやる。カナリア諸島原産のキク科、半耐寒性の多年草を改良した園芸品種とのことだ。花言葉は「元気」「常に快活」とのこと。早速カメラで撮ってみた。
IMG_110302セネシオ キオウ_1

静止画だけだと面白くないので、シャッター速度を遅くしてズーミングしながら撮ってみると、ちょっと目が回りそうな写真となったがDynamicな感じがでていて?それなりに面白いと自賛。
IMG_110302セネシオ キオウ_2

Grip.jpg
ギターの方は指の力の強化を目的にGripMasterというのを買って時々やっているが、果たしてその効果はあるのかないのか。。。今のところ不明だが、しばらく続けていくことにする。
[ 2011/03/03 18:38 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

KENZOU

Author:KENZOU
こんにちは,KENZOUです。日常の思いついたことやいろいろなことを写真と共に綴っていこうと思います。また、理系に興味のある方は「楽しい物理ノート」を公開していますので、そちらの方も覗いてみてください。

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