Infinity

日々の雑感をそのつど綴っていこうと思います。

上弦の月

 夕方,ふと空を見上げると綺麗なお月さんが出ていたので早速カメラを構えた。マニュアルモードでいろいろTryした中の一枚がコレ。250mm望遠では月は米粒程度の大きさになるが,トリミングして拡大。上手く撮れてたかなぁ。。。とこの瞬間がワクワクする。ヤッタ~!というほどではないが,まぁこれはこれでよしとしておく。月は 新月→上弦→満月→下弦→新月の満ち欠けを約 29.5 日間で繰り返し,今日は月齢10.6の上弦の月になるとのことだ。
●上弦の月
「晴れの海」「静かの海」「夢の海」「豊の海」「神酒の海」などが見える。


 月の満ち欠けは中学校の理科で学習したはずだが忘れてしまった。理科年表オフィシャルサイトに明解な図が載っていたのでそこから引用。
月
[ 2009/11/27 20:58 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

ヤツデ&小栴檀草

 ヤツデの雄花と雌花のことが気になったのと,小栴檀草(コセンダングサ)の花から種子までの変貌が面白かったので,採集してきてマクロで接写してみた。

■ヤツデの雄花
雄性期にあるヤツデ。甘い蜜をたっぷり分泌している。甞めると砂糖のような甘さだった!
IMG_091127ヤツデ雄花_1

甘い蜜で昆虫を誘引。雄花が勢いよく林立。
IMG_091127ヤツデ雄花_2

■ヤツデの雌花
雄性期が終わって雌花が顔をだす。これまた甘い蜜をたっぷりだしている。
IMG_091127ヤツデ雌花_1

蜂が盛んに雌花の密を吸っていた。残念ながら写真に収めることはできず。この後,受粉して種子へ。
IMG_091127ヤツデ雌花_2



■コセンダングサ(小栴檀草)
学名はBidens pilosaというらしい。Bidensはラテン語のBi(2つ)+dens(歯)が語源で,歯のような棘が2本あることに由来するとのことだ。尤も,棘が2本はアメリカセンダングサのほうで,コセンダングサは3~4本の棘を持つ。
IMG_091127コデンダングサ_1

花の時期が終わり,いよいよ種子が成長し始める。
IMG_091127コセンダングサ_2

放射状に拡がり始めた種子。引っかかる確率を大きくするためか。
IMG_091127コセンダングサ_3

先端が三又(みつまた)になった種子。回りに棘がいっぱい。撮影の間に棘がセーターに一杯引っかかり,その威力をまざまざと見せつけられた。
IMG_091127コセンダングサ_5
[ 2009/11/27 12:33 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

永源寺と湖東三山

 昨日,「紅に染まる湖東三山と永源寺」という京都新聞社のバスツアーに参加した。43名の参加。車中,添乗員さんから「真っ赤な紅葉が見事です。。。尤も1週間前の情報ですが...果たして今日はどうでしょうか!?」という思わせぶりな説明を聞きながら,一路バスは永源寺に向う。幸い,天気も曇りから晴れに向かい,全員の期待は膨らむ。

■瑞石山 永源寺(臨済宗)
音無川(愛知川)にかかる旦度橋(たんどばし)の上から眺め。右方に永源寺がある。
IMG_091125永源寺_1

境内の入り口に立つ四脚門(しきゃくもん)の山門に紅葉が彩りを添える。
IMG_091125永源寺_2

本堂の庇(ひさし)を朱が染める。
IMG_091125永源寺_3

禅堂入り口。大智偈頌(だいちげじゅ)提唱の看板が懸かっていた。
IMG_91125永源寺_5

禅堂では雲水たちが真っ赤に気張って修行に励んでいるのだろうか?
IMG_091125永源寺_4

法堂(はっとう)へ向かう中庭
IMG_091125永源寺_6

紅葉,黄葉,褐葉と色とりどり。
IMG_091125永源寺_7

本堂襖絵
IMG_091125永源寺_8



■龍應山 西明寺(天台宗)
湖東三山の一つ。入り口から本堂まで石段が結構あった。
IMG_091125西明寺_1

三重塔。釘を使わない総檜純和風建築。信長の比叡焼き打ちの難を逃れ現存。
IMG_091125西明寺_2

四方八方に紅葉の枝が伸びる。
IMG_091125西明寺_3

天然記念物・不断桜。樹齢250年で秋・冬・春と絶え間なく咲き続く。
IMG_091125西明寺_4

旬が過ぎてやや散りかけか。。。
IMG_091125西明寺_5

鐘楼。鐘を撞かせてもらった。
IMG_091125西明寺_6

点景,紅葉と苔
IMG_091125西明寺_7

夫婦杉。西明寺の霊木で樹齢約1000年。もともと2本であった杉が寄り添いひとつになったとのことだ。
IMG_091125夫婦杉

ニ天門の両脇に聳える仁王像
IMG_091125西明寺_8



■松峰山 金剛輪寺(天台宗)
湖東三山の一つ。黒門は入り口で,ここから本堂までは険しい石段が延々と続く。。。
IMG_091125金剛輪寺_1

紅葉に取り囲まれた本堂。
IMG_091125金剛輪寺_2

三重塔(待龍塔)。信長の焼き討ちはまぬがれたものの近世以降は荒廃し,塔の三重目がなくなっていた。1975年から1978年にかけて復元修理がなされ,解体修理の時、初層には旧材が用いられたが二・三層はほぼ新造。
IMG_091125金剛輪寺_3

三重塔初層の大日如来。
IMG_091125金剛輪寺_5

血染めの紅葉。血で染めたように鮮やかな紅葉。
IMG_091125金剛輪寺_4



■松峰山 百済寺(ひゃくさいじ)(天台宗)
湖東三山の一つ。仁王門に立つ仁王さん。観光バスの駐車場が一杯ということで,途中で全員バスから降りる。金剛輪寺で結構足が鍛えられたが。。。周りを見回しながら全員徒歩で山門に向かう。
IMG_091125百済_1

黄葉が美しい。
IMG_091125百済寺_2
[ 2009/11/26 16:42 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

花から花火?

 近場を散歩していると,いつも見慣れている小さい黄色の花がまるで大空に花火を咲かせたような感じに変貌しているのが目に止まった。ナッ!なんだこれわ~とシャッターを切った。
■コセンダングサ
帰宅して調べるとコセンダングサの種子ということが分かった。花が終わると実が放射状につくとのことだ。
IMG_091124コセンダングサ_1

この種子の先っぽは二股に分かれていて棘が一杯ついており,この棘で遠くへ運んでもらおうという,コセンダングサの子孫繁栄戦略だ。
IMG_091124コセンダングサ_2



■山茶花「朝倉」
山茶花の中でも定番人気品種とのこと。薄いピンクも次第に白に変わっていくらしい。白と淡いピンクでガラス細工の花のような感じ。
IMG_091124 寒椿系山茶花



■小菊
ソフトフォーカスっぽく撮れて気に入った一枚。
IMG_091124小菊
[ 2009/11/24 22:50 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

光明院紅葉狩り

 東福寺塔頭の光明院へ紅葉狩りに行ってきた。紅葉はいまが見頃の時期だが,光明院の紅葉はまだこれからかなといったところだった。光明院は別名「苔の虹寺」といわれるように苔も綺麗に整備されていた。

■池泉式の枯山水庭園
この庭は「波心の庭」とも命名されているとのこと。説明書には「光明を放つ石組みと心和ます苔の美」と書かれている。池泉式の枯山水庭園とは,実際の水を庭の中の景観として取り込んだ池泉式の形式を取り入れながら,水の変わりに砂利や岩を配した庭ということらしい。向こうの部屋では抹茶をいただきながらゆっくりお庭を鑑賞できる。
IMG_091123光明院_5



紅葉の枝が1本,す~と伸びていた。緑とのコントラストが美しい。
IMG_091123光明院_1



紅葉の色もいろいろで,「紅葉」,「黄葉」,「褐葉」とあるが,なにかワクワクさせるような彩(いろどり)だ。
IMG_091123光明院_2



アップで狙ってみた。
IMG_091123光明院_3



沢山のカメラマンが丸窓からの景色を撮っていた。小生も横に座ってシャッターを切る。
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枯山水の庭園
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手水に浮かんだ一枚の紅葉
IMG_091123光明院_7



枝垂桜(しだれざくら)。 春は桜が綺麗だろうなぁ。。。
IMG_091123光明院_8



本尊の釈迦無牟尼仏
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釈迦涅槃図。沙羅双樹の下,釈迦が臨終を迎えている。「自分の命を見つめ直し,その尊さを実感し,その上で仏教の教えを実践して,迷うことなく生涯を送りなさい。世の中は移り変わり過ぎ去るものだ,だからこそかけがえのない今を大切にし,怠ることなく精進努力してゆきなさい」というのが釈迦臨終の言葉。
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光明院の苔
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[ 2009/11/23 18:06 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

浮世絵ギャラリー

 taisitashinjinsanさんから浮世絵の習作が送られてきた。筆でしたためられた手紙には「極最近始めた浮世絵に魅力を深めています」と書かれていたが,とても最近始められたとは思えないような秀作ばかり。家人も「いやぁ~綺麗に描かれているねぇ~,昔からやっておられたんじゃない」としきりに感心していた。「浮世絵は,前期,中期,後期があるらしく(中略),前期は色彩がゆたかでありませんので,ぬり絵的な感覚で自分の色が使えます。また,構図・構成力は抜群で,この線はどこにつながっているのだ,なんてクイズ的な要素を持っています。」と浮世絵の探求を大いにenjoyされている様子がこちらに伝わってくる。。。 作品をスキャナーで取り込み,Galleryとしたが,作品の綺麗な“和の色”が十分再現できていない点,taisitashinjinsanさんご寛容ください。

●鈴木晴信 小野小町/小のゝよしさね 大谷廣次浮世絵1



●東洲斎写楽 二代目嵐龍蔵の奴浮世又平/鈴木晴信 大門屋木戸口
浮世絵2



●喜多川歌麿 おはん岩井粂三郎 長右衛門 三代目市川八百蔵/鳥文斎栄之 絵本歌仙集
浮世絵3



●勝川春章 錦百人一首 あつま織/喜多川歌麿 四季遊花之色香
浮世絵4



●長陽堂安知 立美人/歌川豊国 俳優相貌鏡
浮世絵5



●歌川豊国 俳優相貌鏡/胡蝶の舞(大阪・四天王寺の聖霊会舞楽大法要)
浮世絵6



●司馬江漢 舞楽図/宗理 太郎月
浮世絵7



●宗理 太郎月 半紙判彩色摺狂歌本/魚屋北渓 春の山又
浮世絵8



●葛飾北斎 為朝/詩哥冩真鏡 少年行
浮世絵9



●歌川広重 名所江戸百景 亀戸梅屋舗/喜多川歌麿 歌撰恋之部 物思恋
浮世絵10



●喜多川歌麿 鶏古縷々樓 雛(ひなづる) 廊下の風情/東洲斎写楽 嵐龍蔵の金貸石部金吉
浮世絵11



●東洲斎写楽 三世市川高麗蔵の志賀大七
●東秀才洒落 taishitaShinjinsanのぼうだら長左衛門とKENZOUの船宿 かな川やの権

これは東洲斎写楽の「中島和田右衛門のぼうだら長左衛門と中村此蔵の船宿かな川やの権」の洒落版。ぼうだら長左衛門はtaishitaShinjinsanさんの風貌そっくり! KENZOU氏は小生とかけ離れ男前でなかなか洒脱に描かれていますね。
浮世絵12
因みに写楽の「中島和田右衛門のぼうだら長左衛門と中村此蔵の船宿かな川やの権」はコレ↓
sharaku017.jpg
[ 2009/11/17 17:34 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

南房総・鴨川

tennyo.jpg
 千葉県南房総の鴨川市へ1泊2日の旅行をしてきた。初日,日蓮上人の誕生跡地といわれる小湊山誕生寺を参詣。観光寺特有の妙に整備されたところのない純朴・質素な雰囲気で,歴史を感じさせるたたずまいだった。本堂内の天井に描かれた天女の絵は江戸時代のものだが,絵の具の色が綺麗に残っていた。
     IMG_091115ダリア

■Sun Rize
翌朝,太平洋から上る朝日を見ようと早朝5時半に起床。太平洋の彼方から6時13分頃に朝日が顔だす。シャッター速度と絞りをいろいろ変えながらシャッターを切る。
6時13分50秒→14分52秒→20分21秒→21分19秒とわずか8分足らずで中空の空へ。
SunRize.jpg
6時26分35秒。日は昇る。
IMG_091115鴨川の朝日



■東条海岸
白波が立つ東条海岸。このあたりの砂浜にはウミガメが産卵に来るらしい。IMG_091115鴨川の浜辺

また,サーフィンのメッカの1つでもあり,冬場も多くのサーファーがやってくるとのことだ。
IMG_091115サーファー

カモメがこちらを見ていた。カメラを向けると助走して飛び立った。飛び立つ瞬間...首を下から上へ振ってその勢いでジャンプするのかな?
かもめの飛翔



■鴨川シーワールド
・イルカパフォーマンス
IMG_091115イルカ_2

・イルカのジャンプとセイウチ。長い牙を水面に沈めていた。セイウチは海の哲学者のような風貌だ。
イルカ-セイウチ

・シロイルカ(英名Beluga)。何か深いことについてについて語り合っているような。。。
IMG_091115ベルーガ_2

・アシカパフォーマンス。感激のあまり目をおおって泣いていた!?
IMG_091115アシカ

・ウミガメ
・ノコギリザメ:ノコギリを振り回して小魚やカニを気絶させたり,あるいは真っ二つに切り裂くという特異な習性を持つ。ただし,ノコギリが船底を切るほどの威力はないとのこと。ヒゲは海底の餌を探し当てるセンサーで,見つければノコギリで掘り起こすといわれている。
・琵琶湖大ナマズ:琵琶湖固有のナマズ。1m以上もある大きなナマズだった。ナマズのヒゲが動けば地震が起こるとか。。。
・真鯛:海釣りでよくお世話になっている真鯛。泳ぎっぷりはさすがに勇壮だった。
亀-鋸-なまず-真鯛

・キンメダイ:暗い深海にいるので目が大きい。キンメの煮付けは絶品。
・ミノカサゴ:背びれに毒をもち,刺されると強烈に痛いらしい。身は白身で大変美味。
・オジサン:アゴの下に2本のヒゲ。このヒゲは味を感じる器官で,砂場にもぐっている餌を探す。
・クエ:冬場はクエ鍋が美味い。クエ鍋と看板に書いてあっても本当にクエかどうか怪しい店も多いそうな。それほどクエは高級食材というか,なかなか獲れないらしい。
キンメ-カサゴ-オジサン-クエ

・ハコフグの仲間のコンゴウフグ。硬い鱗が箱のように体を覆っているので体を曲げることができず,ヒレだけをバタつかせて泳ぐ。頭の角が牛の角の様に見えるのか,英名はずばりcowfish。おどかすと体表からパプトキシンという毒を出す。
IMG_091115金剛フグ

・トラフカラッパという名前のカニ。カラッパとは「やしの実」に似ているところからきているとのことだ。細い足をチョコチョコ動かして歩く姿はなかなかユーモラス。頑強なはさみで2枚貝をこじ開けたり,殻を切り取ったりして食べるらしい。人間の食用にはしないらしい。
IMG_091115トラフカラッパ
[ 2009/11/16 22:54 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

滋賀県立近代美術館

 滋賀県立近代美術館の開館25周年記念の企画展「伝統&革新 日本画の時代」を見に行ってきた。滋賀に関係する日本画の名品を中心とする展覧会とのことで,全部で79点の作品が展示されていた。美術館へ向かう道の両側はポプラ並木で,紅葉が目立ち始めていた。
IMG_091113美術館への道

■月下狼吼図 岸竹堂(きしちくどう)/文政9年(1826)~明治30年(1897)
上目使いの狼の表情がなんともユーモラス。画面全体のモノトーンの中で狼の口中が赤色に彩色されており,そのコントラストが目を惹いた。狼がウ~ッと唸り声を上げているような,しかし瞳は優しげで,このコントラストも面白い。この作品は竹堂の最晩年の作で,狼の口中の赤色は裏面から彩色する裏彩色という技法が使われているなど,技量の粋を集めた意欲作とのことだ。
月下狼吼図



■海浜風物図 山元春挙(やまもとしゅんきょ)/明治4年(1871)~昭和8年(1933)
波打ち際の波の繊細な描写に惹かれた。米俵を背負った2頭の馬が砂浜を引かれて行く。サクサクと砂を蹴る馬の足音と波の潮騒が聞えてきそうだ。
海浜風物図



■法塵一掃 山元春挙
唐の時代,金剛般若経に精通した徳山宣鑑(とくざんせんがん)という僧がある茶店で点心をとろうとしたとき,茶店の婆さんから「金剛経には過去心不可得、現在心不可得、未來心不可得と書かれていると聞いたことがある。御坊はいま点心が欲しいといわれたが、一体、過去、現在、未来のどの心を点じようとなさるのかな」との質問に答えを窮し,結局お経をいくら勉強しても何の役にもたたんワイと,大事にしていた金剛経をすべて焼き払ったという故事が画材になっている。この坊さんの顔が気に入った。
法塵一掃

大変滋味に富んだお顔をされている。墨染めの衣も禅僧の墨蹟のようなタッチで描かれ,新鮮な気がした。なんと弟子の顔は吉本興行の「坂田」に似ている。。。
法塵一掃(拡大)



■瀑布図 山元春挙
ほとばしる瀧の飛沫(しぶき)を受けそうな感じ。木の枝は絶えず飛んでくるしぶきを浴びて下のほうに垂れ気味だが小枝は上に向いている。
瀑布図



■不老長春図 山元春挙
たらし技法で描かれた岩が妙に艶っぽく立体的。この作品は春挙の絶筆とされる作品で,昭和8年数え年63歳で不帰の人となる。
不老長春図
[ 2009/11/13 22:34 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(2)

近場点景

 雨が止んだとき近場を散歩した。空に咲いた花火のようにヤツデの蕾(つぼみ)が勢いよく顔をだしていた。枝分かれした柄の先の蕾から花が咲くが,花の集まった部分を花序(かじょ)というらしい。ヤツデの葉っぱは別名「天狗の団扇(うちわ)」ともいい,子供の頃この葉っぱを切り取って遊んだものだ。
<ヤツデの蕾(つぼみ)>IMG_091118ヤツデ_1

 ヤツデの花は昆虫たちの少ない11月から12月にかけて咲くが,受粉を促すために糖分50%以上の甘い蜜を分泌して昆虫を誘引するという戦略をとっている。面白いことに1つの花は日が経つにつれ雄花から雌花に変わるとのことで,雄花の時期(雄性期)は雄しべが成熟して花粉をだし甘い蜜をだす。やがて雄しべと花が散ると密も止まるが,今度は雌しべが伸び始め(雌性期),再び蜜を出して虫を誘引し受粉を促進する。雄しべと雌しべの成熟時期を違えているのは,同じ花の花粉が雌しべにつくことを避けるためで,自家受粉すると性質の劣る子孫ができる可能性が高く,それを避けるための工夫とのことだ。何げないヤツデにも凄いメカニズムが働いていることになる。写真は雄性期の花で沢山の雄しべが伸びており,この根っこに甘い密をだしている(←甘柿で糖分15~20%と言われるので糖分50%は相当甘い!一度味見してみようかな⇒11/18 味見してみた。なんと砂糖をなめているような甘さだった!!)。ちなみにヤツデの花言葉は「分別」「健康」。
<雄性期のヤツデの花>
IMG_091118ヤツデ_2



 ミカンがたわわに成っていた。鶏頭(けいとう)が勢いよく伸びていた。鶏頭を見るたびに,からすの赤ちゃんが欲しがった“赤いお帽子”の童謡が浮かぶ。鶏頭の花言葉は「おしゃれ」「個性」。
<ミカンと鶏頭>
ミカン&鶏頭



 真っ白い雪の中に咲く寒椿の赤い花は凛とした美しさを感じる。雪はまだ先だが雨露に濡れた寒椿ということで写真に収めた。花言葉は「謙虚」「愛嬌」。
<寒椿> 
IMG_091118寒椿
[ 2009/11/11 14:32 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

ビオラの種

 今日は昼から雨ということで朝はギターの練習を少々。課題曲モロイの「なつかしき愛の歌」とフォーレの「夢のあとに」。相変わらず運指に四苦八苦。気分転換に玄関先のビオラに水をやる。家人いわく「黄色と白と紫の苗を一株づつ植えたけどえらい黄色がふえてるねぇ~」。そういえば確かに黄色が勢力を伸ばしているような。ここにもDynamicsが働いているのかなぁ~。写真右下は子房が膨らみ種子を孕(はら)んでいるのか,これからの成り行きが楽しみ。
Pansy.jpg

 ビオラの花を眺めていると,アレ,昆虫が卵を産みつけたのかなと思われるものを発見。しかし,よく眺めるとビオラの種らしい。ホ~,花はよく見るが種ができているところまでは見たことがないので感動!こりゃマクロで撮らなきゃということで早速3脚を構えシャッターを切る。
IMG_091110パンジー種子_2

マクロで撮った1枚がコレ。ぎっしりと種が詰まっている。拡大すると“梨”のような姿。やがて種は熟して殻がはぜ,風に乗って勝手に飛んでいくそうな。コンクリートの上でなく,うまく土の上に落ちれば,約1週間で発芽するらしい。しばらく目が離せない。
IMG_091110パンジー種子



[ 2009/11/10 19:02 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

安土城跡

 以前,「火天の城」の封切を見ていたので一度安土城跡へ行こうと思っていたが,昨日(11/8)は天気が良かったので,ふとその気になって行ってきた。JR安土駅で下車し,安土城跡まで徒歩約20分程度の行程。安土城は1576年(天正4年) に着工され、その僅か3年後に,標高199mの安土山に5層7階の城郭として築城された。わが国で初めて天守閣を持つ近代の城の先駆けとなる城といわれている。しかし,その寿命は短く,築城から3年後には城主信長は本能寺の変により自刃(じじん)し,山崎の戦いの後,天主と本丸を焼失している。焼失の原因は,信長の次男,織田信雄が誤って焼き払ったという説や敗走する明智光秀軍による放火説などがあったが,現在の研究では,“略奪目的の土民が放火した”とされている。
 昭和15年に初めて安土城の発掘調査がなされたとのことで,それまでホッタラカシにされていたわけであるが、平成元年からは20年計画で発掘調査が続けられたらしい。安土城の革新性がますます明らかになってきたとのことで,天才信長の面目躍如といったところか。。。

<安土城跡順路図と天守閣の1/20雛形写真>
順路図 安土城模型

<大手道>
天守閣跡まで約400段余りの石段が続くが,結構きつかった。当時の武将は鉄の鎧兜を着て戦場往来していたのだから,現代人とは比べものにならないくらい足腰が強かったのか,などと想像しながら一段一段,大手道の石段を上っていった。
IMG_091108安土城跡

<仏足石>
普請を急いでいたため,城普請に使う石材は近郊の山々からの切り出しに加え,墓石や石仏なども使ったとの事だが,大手道には石仏が石段として使われていた。なんとその上にはちゃんとお賽銭が置かれていたが。。。この「仏足石」も城の石垣として使われていたとのことだ。墓石や石仏は踏みつけられ,仏足石も崇拝されるでなく単なる石垣となる。。。仏教信者にとってはとんでもハップンといったところだが,信長は自分が民衆を救う神仏だという先覚があったのか,恐れや祟りなどは全く問題にしていない。
IMG_091108仏石

<信長公本廟>
二の丸に,信長の太刀や烏帽子(えぼし),直垂(ひたてれ)などの遺品が埋葬されている信長公本廟がある。なにかひっそりとしていた。落ち葉を掃き清め,もう少し整備しておいてもいいのに。。。と思ったが。
IMG_091108信長本廟

<天守跡からの眺望>
安土城築城当時は、安土山は西の湖と伊場内湖によって三方を湖で囲まれ,天守閣からの眺望はまさに映画で見るように湖面を見渡す素晴らしいもので,安土山の麓がすぐ琵琶湖で,そこから船で出られたという。現在は終戦後に内湖は干拓され、埋め立てられて小さくなった西の湖が安土山の西側に残るのみとなっている。展望台でも作ってもう少し見晴らしよくすれば観光客も喜ぶと思うが,今のところそのような気配はないようだ。
IMG安土眺望

<三重塔>
信長は安土城築城にあわせて手っ取り早く,近隣の社寺から多くの建物を移築し・建立しており,山の中腹にある総見寺(そうけんじ)は鈴鹿山の江雲寺を移築したもので,信長が寺の本尊となっている。境内にある三重の塔は室町時代の建物で,甲賀の長寿寺から移建させたものといわれる。歴史の風雪を感じさせるような建物だった。
IMG_091108三重塔

<総見寺本堂跡・山の中腹からの眺望>
三重塔が傍に聳えている総見寺本堂跡からは西の湖が眺望できた。天気は良かったが全般的に霞がかったような遠景で少し残念。
IMG_091108西の湖

<総見寺・仁王門>
急な石段を降りたところに総見寺の仁王門があった。写真は総見寺の内側から外側へ向かう方向になる。総見寺は安土城焼失の際に火災を免れたが、安政元年(1584)の失火で本堂を焼失している。現在は大手道の道半ばの東側に仮本堂が建っている。
IMG_091108署竚ゥ寺仁王門

<金剛力士立像>
阿吽の仁王(金剛力士立像)。室町時代の作で,因幡院朝作の銘が残っているとのこと。この仁王も信長が見寺の創建にあたって他所から移したものといわれている。
IMG_091108仁王_2 IMG_091108仁王_1

 結構,ハードで少し疲れた。考古博物館や信長の館まで徒歩10分と書かれた看板を見ても,もうその気力は沸かず,一路JR安土駅へと帰路についた。
[ 2009/11/09 01:16 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

円空・木喰展

 京都駅の美術館「えき」で開催されている「円空・木喰展」を見に行ってきた。円空・木喰(えんくう・もくじき)は全国を廻国し,布教活動を続ける中で多数の仏像や神像を彫り,仏教を庶民に根付かせる行脚の旅を続けた聖(ひじり)といわれる遊行僧であった。共に江戸時代の僧であり,円空は1632-1695年,木喰は1718-1810年となるから,2人の傑僧がほぼ江戸時代(1603-1868)を通じて登場したことになる。
 最近の僧は,檀家をはじめとする身内では慈愛に富んだ心やさしい僧を演じ,身内でないものに対しては警戒心をあらわに,普段言っていることと全く違う言動をとる坊主がたまにいる。本人がそういうことに気付かない分,噴飯ものだが,そういう坊主は円空や木喰の誓願とは別次元のところにいるのだろうか。。。

 円空は天台系の山岳修験者で,厳しい修行を通して一宗一派に囚われない自由な境涯をもった僧だったらしい。32歳で仏像を彫り始め64歳で入寂するまでの30年間余りの間に12万体彫ったとも言われ,今までに確認された円空仏は5,340体にのぼるらしい。行脚の先々で人々の救済を願った仏像を手渡し,庶民は家々にそれを安置し,心の安心・救済を求めたのだろう。確認されない円空仏は,恐らく庶民と共に滅し,あるいは家宝として家の奥に大切に安置されているのだろう。円空は角材やそこらに転がっている木に一刀彫の力強い鑿(のみ)あとが残る仏像を彫ったが,その形は非常に素朴な造形というより,円空の境涯が仏像の形にあらわれたというものらしい。「馬頭観音菩薩」は,吊りあがった厳しい目付きと口元のそこはかとない笑いが同居しており,「天照皇太神」は慈愛に溢れた切れ長の眼をもち,口元から何か慈愛に満ちた言葉をささやかれる様な雰囲気が漂う。

【天照皇太神/馬頭観音菩薩】円空



 木喰(もくじき)の僧名は木喰行道。木喰の名前の由来は「木食戒」という戒律からきているとのことだ。木食戒とは肉類はもとより米,麦,粟などの五穀を断ち,木の実・草の根などを食して修行することらしい。22歳の時に真言僧に道を説かれて出家し,45歳で木喰戒を受け,56歳の時に衆生の病苦を救うために全国巡錫(じゅんしゃく)の旅にでた。62歳で初めて仏像を彫って以来,80歳で1千体,90歳に2千体を誓願し,93歳で入寂。現在710体が確認されているとのことだ。木喰仏は「微笑仏」といわれるように笑みをたたえており,不動明王などの怖い顔でさえどこかにおどけた愛嬌を残し,どのような相手とも,共に喜び笑い合うユーモアが溢れているといわれる。“存命の喜び,日々楽しまざらんや” といった境涯が仏の姿に表れている。中でも80歳以降の仏像は特に優れているといわれており,入寂するまでその境涯を深めていった。生涯,五穀と塩味を食せず,寝具には臥(ふ)せず,常に単衣で過ごしたというから凄い。それで93歳まで生きられたのだから,「栄養補給にサプリメント!」と叫ぶ昨今の風潮はどこかおかしいというか,却って本来持つ人間の自然免疫力を衰退させてしまうのではないだろうか。。。

【木喰自身像】
木喰自身像
[ 2009/11/07 21:16 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

雅楽と癒し

 雅楽といえば 越天楽 ぐらいしか知らないが,越天楽の笙(しょう)の独特な不協和音の音色を聞くとなんともいえない厳(おごそ)かな気分にさせられる。雅楽と現代音楽のコラボで著名な雅楽師・東儀秀樹氏がある雑誌で「雅楽ではあらゆるものが音で表されます」と書かれていた。内容を要約すると次のようになる。

「雅楽は,五線譜上で生まれた音ではなく,太陽や星の運行を見て,その中から人間と自然の調和や,生理的に人がいいと感じる音を綿密に探求した結果生まれた音の集大成。ありとあらゆるものが音で表され,例えば “ソ”の音は春を表し,若葉が芽吹く感覚の音,“ミ”の音は秋を表し,枯葉が落ちる感じの音 等々。雅楽は,だから頭でメロディーを追い,耳で音を聞くのではなく,体を音の空間に浸して体で聴く。そうすると毛穴から音が沁みこんできて,体が音楽を味わい,気持ちが浄化されてくる。」

 う~ん,なるほど。。。体で音楽を聴く。健康温泉ランドに岩盤浴というのがあるが,ここの癒し系のBMを一層のこと雅楽に変えたらどうだろうか。

秋も少しづつ深まりを見せてきた。写真は大阪水上バス「ひまわり」から川岸を撮った一枚。
IMG_091107水上バス
[ 2009/11/06 23:27 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

月のクレーター

 昨日,満月の写真が上手く撮れたことに気をよくしたので,月面のMapを調べてみることにした。双眼鏡で一番よく見える,スイカの蔓の付け根のようなところのクレーターは「ティコ」と呼ばれる。ここからでる放射状の筋,これを光条というらしいが,まさに巨大な隕石がぶつかって破片が四方に飛び散ったような跡の様にもに見える。いずれにしても,今から約45.5億年前に誕生した月はその後,大小いろいろな隕石の衝突を受け,その跡を今に残す姿となっている。
【月面Map】
IMG_091103中秋の名月Map

以下,月面の主なもの。
・ティコ:月の南部に位置する非常に目立つ大きなクレーターで、デンマークの天文学者ティコ・ブラーエ(ケプラーの師匠)にちなんで命名された。アポロ17号が回収したサンプルから1億800万年前にできたと推定されている,かなり新しいクレーターだ。光条の長さは1,500kmにも及ぶというから,日本国の約半分の長さということになる。
・コペルニクス:月面の中央近くに位置するクレーターで,ポーランドの天文学者コペルニクス(1473 - 1543)にちなんで命名された。直径は93kmと比較的小さなクレーターで,中央部に高さ約1200mの中央丘がそびえ,周囲は平坦な海に囲まれている。
・ケプラー :嵐の大洋の中に、コペルニクスよりは小さく、光条もやや小振りなクレーター。ケプラー(1571-1630)といえばニュートンの万有引力発見の基礎を築いたドイツの天文学者。
IMG_Sea.jpg・雲の海:雲の海は月が誕生した45.5億年前から神酒の海に巨大隕石が衝突した39.2億年前の間に形成された盆地で,古参中の古参ということになる。
・神酒の海:名前はギリシャ神話における神々の飲み物ネクタールに由来する。洒落たネーミングだ。巨大隕石の衝突によって舞い上がった岩石が神酒の海に堆積したといわれる盆地で,39.2億年前から38.5億年前にかけて形成された。
・雨の海:月の「嵐の大洋」に次いで広大な月の海の一つで,巨大な隕石の衝突によって形成された。面積は日本国土の約2,3倍で,887,000km2。アポロ15号は、「雨の海」の南西部にあるアペニン山脈付近に着陸した。
・嵐の大洋:月の海の中で最も広い海であり、南北の長さは2,500キロメートルにおよぶ。面積は約5,000,000km2で日本国土の約13倍余り。月面無人探査機サーベイヤー1号、3号、ルナ9号、13号が着陸した。アポロ12号も嵐の大洋に着陸している。
・湿りの海:およそ39億年前に形成された盆地と推定されている。
・晴れの海:現在の神酒の海の場所に巨大隕石が衝突した39.2億年前から神酒の海が形成された38.5億年の間に形成された盆地で、面積は雨の海の約1/3。
・静かの海:1969年7月21日アポロ11号の月着陸船が着陸した。
・豊かの海:39億年前に作られた盆地で,豊かの海の西側は神酒の海と接しており、境界にはピレネー山脈が走っている。面積は400,000km2で概略日本国土と同じ面積。

IMG_091103中秋の名月Map
[ 2009/11/04 20:32 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

アングルファインダー


 キャノンのアングルファイダーが届いた。ネットでGetした中古品だが,保管状態が大変よく,市販価格の半分以下で入手できた。早速,カメラに付けてファインダーを覗くと,2眼レフを覗き込んでいるような感じで面白い。1.25倍と2.5倍に倍率が切り替えられ,マクロを撮るときに高倍率が威力を発揮するのだろう。いずれにしても,ローアングルでの写真撮りも無理な姿勢をしなくてすむので,いろいろ面白そうな写真が撮れそうだ。

 ということで,手始めに秋野菜のブロッコリーとサニーレタスをローアングルから撮ってみた。10月3日に苗を植えてから丁度一月が経過した姿である。

<ブロッコリー>
茎が随分太くなってきたが,まだ花蕾の兆候は全然ない。実際,花蕾がどのように付くのか見たことがないので,コレができるのを楽しみにしている。
IMG_091103ブロッコリー 

<サニーレタス>
しばしば,朝の食卓に登場している。みずみずしい葉を元気に繁らせてくれているので,また明日の朝食にでも登場するかな?
IMG_091103サニーレタス



 夜,ニュースを見ていたら,“今日は満月です。澄み渡った秋の空にお月さんがきれいに浮かんでいます。。。”とか言ったので急いで外に飛び出し,澄んだ夜空を見上げるときれいな満月が。早速カメラを3脚に据えてシャッターを切る。絞りを変えたり,ISOを変えたりと試行するも液晶画面を見ると月の輪郭がスッキリしない。。。ふと10月4日のBlog「中秋の迷月」で失敗している事を思い出した。「そうか,光量を抑えればいいはずやから,シャッター速度を上げればいいか!」ということに気付き,速度優先のTvモードで撮った一枚がコレ。これで大体コツがつかめたから,次回はもっと激写をと欲がでる!?。。。

<月に兎はいないのか・・・>
IMG_091103中秋の名月

満月 2009年11月03日 04:14
新月 2009年11月17日 04:14
満月 2009年12月02日 16:30
新月 2009年12月16日 21:02

[ 2009/11/03 21:40 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)
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KENZOU

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こんにちは,KENZOUです。日常の思いついたことやいろいろなことを写真と共に綴っていこうと思います。また、理系に興味のある方は「楽しい物理ノート」を公開していますので、そちらの方も覗いてみてください。

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