Infinity

日々の雑感をそのつど綴っていこうと思います。

シンポジューム「足利事件をめぐって」

IMG_091031菅谷さん
 京都弁護士会主催のシンポジューム「足利事件をめぐって ~科学的証拠(DNA)と「自白」は信用できるのか~」を聴きにいってきた。今出川の同志社大学・寒梅館のホールで開催され,約700名の聴講者で会場は満席の状況。学生や市民の関心の高さが窺われる。
 足利事件は今から約20年前の1990年5月13日に当時4歳の幼女が遺体で発見された事件で,警察の強制・脅迫的な取調べによる自白と信頼度の低いDNA鑑定の結果より,菅家さんが犯人に仕立て上げられた冤罪事件だ。「冤罪」がいかにして作られたかについては「冤罪~ある日,私は犯人にされた」という菅家さんの告白手記が本となっている。DNAの再鑑定を何度も訴えたがその度に拒否され,やっと2008年東京高裁よりDNA再鑑定命令が発令され,決め手としていたDNAと菅谷さんのDNAは異なっていることが判明。17年目にして釈放されることになった。殺人事件の時効は15年で,真犯人は結局捕まらずという警察・検察・裁判官等の大きな失態というか,その責任はどのようにとっていくのだろうか? このことを契機に取り調べの可視化が叫ばれるようになったが,ホシを決め込んで自白に追い込み,犯人に仕立て上げて一件落着,警察・検察のポイントを上げるという功利的な本音の構図が見えてくる。「蟹工船」の作者小林多喜二は特高の取調べ室で拷問を受け死亡した(拷問をやった特高の刑事はのちに狂死)が,現在でも警察の取調べは拷問という肉体的暴力はないものの,それに匹敵する精神的暴力という点で特高のそれとなんら変わっていないことになる。サリン事件でもそうだったが,常に国民の監視の目を光らせておかないと,権力を握っている組織は個人を無視して暴走しやすい。

IMG_091031足利事件

[ 2009/10/31 19:21 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

KY

IMG_091030葡萄
 KY は小生の頭文字でもあるが,世間では「空気が読めない人」 ということに使われる。“読めようと読めまいと余計なお世話” といったところだが,ここでいう空気とは,その場の“雰囲気”とかその場の“顔色” とかいう意味と思う。和やかな雰囲気もあればピーンと張りつめた雰囲気もある訳で,いずれにしても周りに不快感を与えず,場を楽しく盛り上げるのに注力する人は空気を読める人となり,外れたことをすると「空気を読め!」とか「君はKYやな」といわれることになる。。。
 
 “空気”を場の雰囲気という風に考えると,“空気”は1対多の中に存在し,1対1の間には存在しないということになる。その分,1対1は息苦しくなってくる!? 

1対1の関係が希薄化しつつある現代では,それだけ空気の重みが増しているということだろうか。。。?

IMG_091030菊と南天
 小生が小中学生の頃,道徳で人に対する心遣いの大切さなどを勉強させられたが,遊びのことで一杯な頭にはなかなかスッと入らない。しかし,どこかに残っているもので,後日,「惻隠の情(相手の心情を深く理解し,思いやる心)」という言葉を知ったとき,なんと奥ゆかしい言葉がある思ったものだ。この言葉は,人情の機微を踏まえた,1対1の間をつなぐ強い絆のようなものといえる。1対多にこのような絆がなかったら,それは糸の切れたゴム風船のようにどこに飛んでいくか分からない。。。







[ 2009/10/30 22:15 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

現代日本画展

 京都文化博物館で「日本画」展をやっていたので見に行った。チケットには,「日本文化の発信に向け,ワコールと京セラにより1985~89年欧米を巡回した「現代日本画」展が今,京都で蘇る」と書かれてある。「戦後画壇を代表する45人の巨匠による珠玉の作品」が一同に展示されていた。 以下は印象に残った作品と自分なりの感想を記しておく。

【雪野】 上村淳之 (1933-)
極端に背景を省略しているので,こちらの気持ちが飛んでいる鳥にスッと入る。何を思って鳥は飛んでいるのか,何か急な用でもあるのか,あるいは雛の待つ巣に戻ろうとしているのか。。。金色の笹の葉があたりの雪景色を彷彿とさせる。
091029雪野



【游】 下田義寛 (1940-)
真ん中の球はなんだろう。ルーペで池の中を覘(のぞ)いているのかな? 家人に言わすと「鯉がくるくる周って遊んでいることを表しているのでは?」とのことで,ナルホド。。。ワタシャ仏が落とした雫のようにも思ったが。
091029游



【暖林】 加倉井和夫 (1919-1995)
没線(もっせん)描画というのか,輪郭線のない白樺と朱のかかった背景のハーモニーが幻想的でメルヘンチックなものを感じる。木の葉は一切描かれていない。その分,木々の表情が面白い。
091029暖林



【冬の音】 小泉智英 (1944-)
人がまだ歩いていない(人跡が雪にかき消された)ふんわりした雪景色。一条の光が差し込む清らかに晴れ渡った昼時かな。繊細に描かれた木々の葉が,シーンと静まりかえった辺りの静寂の中に木々の囁きを感じさせる。
091029冬の音



【曼荼羅華】 大野俶嵩 (1922-2001)
いわゆる彼岸花だが,精細に描かれた朱の花弁が燃え立つようにも見え,逆三角形に配された構図と相俟って何か崇高なものを感じさせる。
091029曼荼羅華



【漁火】 加藤東一 (1916-1996)
深い紺色の中に漁火の火が赤い。写真は絵の一部を拡大したもので,漁師(鵜飼)の表情がうかがい知れそうだ。只,こんなに火が近いと漁師が火傷(やけど)しないかなぁ?と余計な心配をしてしまった。。。
091029漁火



【存在】 伊藤紫虹 (1935-)
非常に遠近感があり,円相(?)の筆のかすれと直線状の鋭い線の織り成す画面に,エッなに?という感じで惹きつけられた。「存在」というテーマだが,家人に言わすと “港に碇(いかり)を下しているように見える”とのこと。そういわれれば。。。人間の存在とは人生という港に碇を下しているようなものか。
091029存在



【浮世絵師 歌川国貞】 片岡球子 (1905-2008)
画集の解説記事によれば,「浮世絵の大首絵を肖像画に変えて描いたともいえる独特の「面構」シリーズは,作者のライフワークとなった。」と書かれてある。
091029浮世絵師



【冨士】 今野忠一 (1915-2006)
富士山の細かな山肌が繊細に描かれており,勇壮な富士の姿の中に厳しさを醸しだしているような感じを受ける。
091029富士

[ 2009/10/29 19:35 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

「顔の科学」

 昨日,自分の皮膚から心臓や肝臓等の臓器を作りだせるiPS細胞の開発経緯ドキュメンタリーをテレビでやっていた。凄い!の一言。たった1つの受精卵から心臓や肝臓,手足等々,色々な組織が分化形成されていく,逆に言えば,皮膚として分化したの細胞も色々な組織に分化しうる能力を自ずから秘めているということか。。。生命の不思議と途方もないパワーを感じる。

 ところで,西原克成著「顔の科学~生命進化を顔で見る」という本をパラパラ見ていて目から鱗が落ちた。進化といえばダーウィンの進化論となるが,「適者生存」「自然淘汰」「生存競争」「突然変異」という用語は人間中心主義の価値観と主観に満ちている。自然は,こうした人間の都合に合わせて,みずからを構成しているわけではないのである,と著者はダーウィンの進化論をバッサリ切り捨てる。

 人間の顔はもともと鰓(エラ)を動かす筋肉が変容して出来上がっていったらしい。古代魚といわれるサメは鰓の動きで感情を表しているとのこと。そのあたりのことをつまみ食い(読み?)してみた。

①原初の脊椎動物は体で感じた快・不快などの情動機能を表す器官は 鰓(エラ)・腸呼吸器官 にあった。古代から進化が止まった魚といわれるサメは鰓の動きで情動を表現している。

②哺乳類の顔を構成する筋肉群は鰓を動かす「内臓呼吸筋」に由来しており,この筋が顔の「咀嚼筋」「表情筋」「嚥下(えんげ)筋」「発声筋」へと変わっていった。

③手や足,背や腹の筋肉は体壁系筋肉(随意筋)といわれ,顔の筋肉はもともと鰓器=呼吸器に由来するので体壁系呼吸筋と機能的に連動する。このため,人間は体をゆすって笑ったり,体をよじって泣いたりするし,犬も尻尾が顔と連動して喜びや恐怖を表現する。

→可笑しいときは腹を抱えて笑うが,顔の筋肉と腹の筋肉等は機能的に連動しているのか。昆虫や他の生物も元を辿れば同じ生命体であったので,何かのシグナルで感情表現をしているハズ。。。!? 「一寸の虫にも五分の魂」というが,やはり感情を表す“心”をもっていてもおかしくはない。昔の人の鋭い観察眼に感心する。。。

[ 2009/10/26 22:32 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

創作京菓子展示会

 昨晩NHKのニュースで紹介していた烏丸御池の嶋薹(しまだい)で開催中の創作京菓子展覧会に行ってきた。ご年配のご婦人方で会場は大盛況。展示テーマは「彩~いろ」ということで,和の色をベースとした創作菓子が展示され,それぞれのテーマの色と作者のメッセージが添えられていた。以下は印象に残ったものをピックアップ。

<若竹色> (笹屋晴信)
 「春に芽生えた筍(たけのこ)が秋には若竹へと成長します。この時期を「竹の春」と言い,鮮やかな緑の葉を繁らせる竹の姿を見ることができます。」
→若竹色と紅葉の色コントラストがきれい。
IMG_若竹色



<桜色> (芳治軒)
 古今和歌集の
   「 「桜色に衣は深く染めて着む,花の散りなむ後の形見に」
この歌は春歌上の終わりにあって,散ってゆく桜を惜しむ心情を表しています。その花が散った後の形見に桜の色,姿を衣にとどめておきたいという心情を表現しました。」

→きめ細かな色地の生地を見ているようで,色のとりあわせがお洒落な感じ。
IMG_桜色



<紺色> (亀屋良長)
 「濃く深く,黒とみまがうほどの藍色で染めた色。「紺屋(こうや)の白袴」とは,染物屋なのに,自分は染めていない袴をはいている。他人のことに追われて自分のことはかまっていられないことを表す例えで,これにちなんで色彩やかな着物の中に白袴を表現しました。」
→橙色と若草色がとりあわせが洒落ている。紺屋は結構お洒落な人か?
IMG_紺色



<紅梅色> (笹屋延秋)
 「 「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花
              主なしとて 春な忘れそ」
失意のうちに都を離れることとなる菅原道真が,名残を惜しむかの様に詠んだこの和歌は「紅梅別離」の場面のハイライト。道真は梅の花をこよなく愛し,そしていまでも北野天満宮は梅の名所です。」

→梅の枝がお菓子のかりんとうの様に見えてしかたなかった。
IMG_紅梅色




<黄金色> (亀屋良永)
 「黄金は絢爛で美しく眩(まばゆ)い黄色。この色をこよなく愛した天下人豊臣秀吉。対して『これ以上何も削れない』という極限まで無駄を省いた美を追求した茶人 千利休。主従関係ながら黄金の茶室に代表される贅の美と『黒は古き心なり』として愛した黒楽茶碗,一輪であるが故に際立つ朝顔の美をエピソードになぞらえ対比して表現しました。」
→竹の模様が気に入った。朝顔の花弁もよかった。
IMG_黄金色




<露草色> 船屋秋月
 「枕草子に
     「移ろひやすなるこそ うたてあれ」
と嘆かれている儚(はかな)い色が露草の青である。夏,路傍などに咲く露草の花弁からしぼり取った染料は,非常に褪せ易く水に流れ消えてしまうため,友禅染めの下絵に用いられた。」

→どれが露草色かなと一瞬思ったが,左の雫(しずく)がそれらしい。
IMG_露草色



<柳色> (京橘)
 「柳の葉の,春にかけて萌えいずるような色をいう。源氏物語「若菜下」の中で,六条の院で催される有名な,姫君たちによる女楽の場面がある。その中で光源氏は琴を弾く女三の宮を垣間見て「気品あふれ,まるで春の風にそよいで枝垂れ始めた柳のようだ」と評しています。そこで水辺に生える柳を姫君である女三の宮として表現しました。」
→単衣(ひとえ)を重ね着した女三の宮の雰囲気がでているような。。。
IMG_柳色



<藤袴色> (鼓月)
 「江戸時代,貝原益軒の書いた「花譜」の中で,「もろこしの古書に,蘭といえるはふち"ばかまの事なり」とあるように,乾燥した藤袴は蘭のような甘い香りを放ちます。そのため昔の女性は藤袴を香袋に入れ,十二単(じゅうにひとえ)に忍ばせたといいます。藤袴が淡い紫紅色の花をつける初秋,香袋を胸に忍ばせた女性たちと,その情景を表現しました。」
→香袋から少し顔を見せているのが藤袴かな?
IMG_藤袴色
[ 2009/10/25 18:32 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

青峰展を見にいく

 ムーミンパパさんが長年研鑽を積んでおられる青峰美術院の大阪市立美術館で開催されている第36回青峰美術院展へ行ってきた。日本画75点,洋画27点,小品15点の合計117点の作品が出展され,力作がズラーと並んでいて壮観だった。以下はそれら作品の中で特に印象に残ったものをピックアップし,蛇足ながら自分なりの感想を付しておく。

《深山碧水》 ムーミンパパ
揺れることもなく,静かに水面に自身を映し出している木々の鏡像は,風もない静謐な深山の情景を醸し出している。
深山碧水



《霧立つ朝》 増田瑞雪(長野)
朝霧が次第に晴れて,霧の中から雪を被った田舎の家屋がはっきりと浮かぶ。周りのふんわり積もった雪は厳しい自然の中に何か温かさを感じさせるくれる。家屋の中は囲炉裏の火で温かく,家族はめいめいそれぞれの仕事に取り組んでいるのだろうか?。。。右下の枝は梅の木の枝か,冬は冬で楽しめとエールを送っているようだ。
霧立つ朝



《山湖夕映(文部科学大臣賞)》 山原翠風(兵庫)
スッと伸びた白樺の木の描写にまず目がいった。明細に描かれた白樺,湖の畔の低木の細かな枝葉の描写,そして霞む遠景の山並みという3段のコントラストで非常に奥深い静かな情景が再現されている。パッと見たとき,写真かなと思ったほど描写が繊細だった。
山湖夕映(文部科学大臣賞)



《春の訪れ(兵庫県芸術文化協会賞)》 高橋加州(兵庫)
水面のきれいな水色に惹かれた。前景の青葉と遠景に霞む山並みのコントラストで画面が広々とした感じとなり,まだ冷たい水面(みなも)を,鴨が思い思いに来る春を喜んでいる。。。
春の訪れ(兵庫県芸術文化協会賞)



《静流(神戸市市長賞)》 伊藤敬州(兵庫)
渓流の向こうから朝日が射してくるのか,薄暗かった渓谷も次第に周りが明るくなってくる。さぁ,とばかり真夜中の静寂から一転,渓流のざわめきが一段と高まってきそうだ。
静流(神戸市市長賞)



《キタダケソウ(大阪市立美術館長奨励賞)》 北見精二(大阪)
キタダケソウ(北岳草)は白い花を咲かす高山植物で南アルプス北岳の固有種。厳しい岩肌に咲くキタダケソウが南アルプスを背景として一段と可憐に見える。
キタダケソウ(大阪市立美術館長奨励賞)



《爽(青峰美術院賞)》 寺川房子(奈良)
青葉の色のコントラストが美しい。画面中央右下の岩の苔の起伏の肌合いが遠近感を一層強めているようだ。川面の陰影が一段と清らかさを表現している。
爽(青峰美術院賞)



《蒼いノクターン》 茂崎重利(岡山)
きれいなコバルトブルーと白のコントラストに惹きつけられ,思わずきれいやなぁ~とつぶやいた。樹氷も身震いしているのか,氷の小片をふり飛ばしているように見える。
蒼いノクターン



《南天》 奥田静子(福岡)
南天は「難を転じる」ということで,どの家も昔はよく玄関脇に植えていたものだ。祝日には赤飯を炊いて,お重につめた赤飯の上に南天の葉っぱをおいたことを想い出す。どことなくスッキリと凛々しさを感じる南天は好きな木の1つ。
南天



《北アルプスの秋(神戸市市長賞)》 中島正子(岡山)
北アルプスの秋の冷え込みは一段と紅葉を艶(あで)やかにするのか。これから厳しい冬を迎えるが,筆のふくよかなタッチが “いま” を謳歌しているような屈託のなさを感じる。
北アルプスの秋(神戸市市長賞)



《北国の春》 小原義之(岡山)
北海道のサイロだろうか。。。厳しい冬を乗り越え,芝も木々もみずみずしい緑で覆われている。澄み渡った空気が春を謳歌しているような情景だ。
北国の春
[ 2009/10/24 21:27 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

京都国立博物館

 京都国立博物館で「日蓮と法華の名宝」展をやっていたので,動物園の帰路立ち寄った。
ご年配の大勢の方が来られており熱心に見ておられたが,小生には陳列されている名宝展示物は正直チンプンカンプン。漢文でぎっしり書かれた手紙などよく書かれたものだなぁ,また読むほうもよく読んだものだ等々,見当違いの感心ばかり。。。
 日蓮の生い立ちから晩年までの紹介ビデオをやっていたのでコレ幸いとそれを見た。

「千葉県鴨川市小湊の地に1222年2月16日に有力な漁師の子として生まれる。小さい頃から頭脳明晰で,比叡山,高野山などで修行を積んだ後,法華経に仏教の真髄があると喝破した。鎌倉にやってきた日蓮は,旱魃(かんばつ),飢饉(ききん)等の天災による世情の疲弊を目(ま)の当たりにし,当時広がっていた法然の浄土教信仰を捨て,法華経に全面的に帰依することでのみ仏国土が現生するのだといった説法を町の辻々で行った。そして,浄土教を禁圧し,法華経に帰依した善政を行わなければ国内に内乱が起こり,他国からの侵略を被ることになる。仏法の正法である法華経を中心とすれば(「立正」)、国家も国民も安泰となる(「安国」)という内容の「立正安国論」を幕府の実力者・北条時頼に呈上した。今年は立証安国論が提出されて750年の節目にあたる。。。云々」

 法華経は妙法蓮華経の略称で,釈迦が本当に説きたかったエッセンスが詰まっており,妙法蓮華経にすべてをゆだねる-南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)と一心に唱えることで救われる,といわれる。凡人の小生にはよく分からない。。。

「言葉を尽くして尽くして尽くした末に,その言葉がもう届かないところで信仰が生まれる。でも現代の若者は言葉を尽くす前にいきなり信じる。だから超能力と結びついてしまうんです」(高村薫)。

「雨ニモマケズ・・・」で有名な宮沢賢治は熱心な法華経信者だった。

<鬼子母神十羅刹女像(1564年 長谷川等伯筆)>N0024_1.jpg

<釈迦多宝如来像(1564年 長谷川等伯筆)>
N0024_2.jpg

N0024.jpg
[ 2009/10/24 00:03 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

岡崎動物園に行く

 天気が良いのでカメラの被写体を求め岡崎の京都市動物園へ行ってきた。ここへ来たのはおよそ20年ぶりだろうか。。。園内には保育園の園児たちが大勢来ており,キャーキャー騒ぎながら走り回って元気一杯。子供の頃,親爺と御袋に連れられてきた時の事を思い出した。弟が水族館で迷子になり,園内放送の呼び出しで急いで駆けつけると,ケロッとした顔で事務室のソファーに座っていたことが頭に浮かぶ。。。

<アカショウビン>
カワセミの仲間。くちばしが長く,クリクリッとした目が可愛い。カワセミはホバリング(空中浮遊)して獲物を狙うが,アカショウビンはホバリングしない。カワセミの仲間の中でこの鳥だけが渡り鳥で,日本には夏鳥として渡来するとのことだ。

IMG_あかしょうびん



<アカコンゴウインコ>
園児たちが「こんにちわ~,コンニチワ~」と盛んに声をかけていたが,ご本体は一向に動ぜずで,大きな欠伸(あくび)。。。コンゴウインコの平均寿命は50年以上と長寿。御大は果たして何歳なのか?

IMG_赤コンゴウインコ



<エミュー>
エミューオーストラリアの国鳥になっている。いわゆる “飛ばない鳥” でダチョウの仲間。最高時速で40~48Kmで走るので相当な健脚だ。人間に対しては警戒心が少ないのか,興味があるのか,カメラ目線でこちらを見つめる。その風貌たるや,なにやら貧乏哲学者のようにも見えるが。。。
IMG_ミュー



<ゴリラ>
ニシゴジラ(西アフリカの熱帯雨林に生息)のメス,「ゲンキ」。今年の6月24日で満23歳になったとのこと。ゴリラの平均寿命は40歳前後とされるので,ゲンキは壮年期の真っ最中。
IMG_ゴリラ



<マンドリル>
マンドリルの雄。鼻が赤く,その両側が盛り上がり縦スジ状の模様が特徴的。口のまわりの鬚が風格を漂わせている。。。なかなかシャッターチャンスがなく,ちょっと他所へ行って戻ってきたとき,タイミングよくこちらに振り向いてくれた。
IMG_まんとヒヒ



<グリーンイグアナ>
トカゲの仲間。喉もとに垂れ下がった皮膚が見えるが,威嚇や求愛の時にここを膨らませる。トカゲは敵に捕まった際、尻尾を切って(自切)逃げるが,すべてのトカゲが自切するわけではないとのこと。確かにイグアナの尻尾切りということは聞いたことがない。自切する尻尾はあらかじめ切り離しやすい構造になっているらしい。
IMG_ひがしあおじたとかげ



・カルフォルニア・アシカ:イルカと並んで高い知能を持っており,アシカショーでは高度な芸を披露する。

・インドホシガメ:甲羅の模様が星に似ている。盛んに葉っぱを食べていた。草食系の雑食で,草ばかり食うわけでもないらしい。

・ショウジョウトキ:朱色が鮮やか。長いくちばしを水の中に突っ込んで何やらついばんでいた。

・コフラミンゴ:フラミンゴの中では最も小さい部類らしい。フラミンゴは小魚等を餌にするが,コフラミンゴは水藻が餌。餌とするスピルリナという熱帯性の藻類が綺麗なピンク色の元になっているとのことだ。
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・オジロワシ:近場の食堂で昼食のうどんをすすっている時,「カッカッカッ」と大きな声が聞こえたが,オジロワシの鳴き声だった。猛禽類らしい鋭い目と嘴をしている。幼鳥から成長になるのに約6年かかるとのことだ。

・フサホロホロチョウ:キジの仲間。頭に羽根がないのが特長で,ココだけ見ればハゲタカのようにも見える。走りを得意とし,飛んで移動することはないらしい。黒と白とコバルトブルーの羽根の取り合わせが綺麗だった。

・インドオオコウモリ:コウモリは鳥類でなく哺乳類。暗い部屋にいたので写真が難しかったが,オートにして撮った1枚がコレ。目がよく発達しており,小型コウモリのように超音波はださず(だせない),有視界飛行で獲物をキャッチ。コウモリ=超音波は必ずしも成立しないことを知った。

・ワオキツネザル:顔が狐に似ており,尾っぽに輪の模様がある所から名前がついた。大股開きで日光浴しながらこちらの動静を見つめていた。。。

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以下,おなじみの面々。
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[ 2009/10/23 22:07 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

近場点景

 ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋:♂)がランタナの上で羽根休め。名前の褄黒(ツマグロ)というのは褄(端の意)が黒いということで、たしかに羽根の先は黒い。また羽根の柄はまさに豹紋。この蝶は最近よく見かける。世の中不景気になると豹柄がよく流行るといわれるが,それと関係があるのかなぁ...?(←まさか)

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     「なぜ,私は移ろい易いのですか。おおジュピターよ」 と,美が尋ねた。

     「移ろい易いものだけを美しくしたのだ」 と,神は答えた。

 
                                   高橋健二(編訳)「ゲーテ格言集」より
[ 2009/10/21 17:58 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

詐欺に注意!!

 今日,家人宛に日本管財事務局というところから「民事訴訟裁判通達書」なる葉書が届いた。内容を読んでも一向に思い当たる節はない。そこで内容を確認するべく,不審ながらも家人は日本管財事務局に電話した。以下はそのやり取り
「はい,日本管財事務局です。」
「あの~,訳のわからない葉書が届いたのですが,一体どういことでしょうか?」
「内容の確認ですね。お調べしますので,名前と葉書の下に書かれている通し番号をおっしゃってください。」
「名前は×××で,番号は○○○となっています。」
「分かりました。少しお待ちください。」
「あなたのお名前は?」
「佐々木です。しばらくお待ちください。。。」

となって,3分程度待っても何の音沙汰も無し。また,待ち時間に流れるメロディーも聞こえない。家人の不審感は一段と高まり,電話を切る。念のために「日本管財事務局」をキーワードにネットでチェックすると,出ている出ている,これは 新手の詐欺 で,対応としては 一切無視 すること,あるいはもし心配であれば一人で悩まず 消費生活センターに相談 することと載っている。家人いわく 「東京までの電話代損したわ!!先にネットで調べるべきやった。」

《詐欺の文面》




この詐欺の お金の巻き上げ方 は次のようなものらしい。
・裁判をちらつかせ,国選弁護士を紹介してくる。
・紹介された法律事務所(もちろん架空)に電話をすると、弁護士(連中のグル)が神妙に脅しをかけつつ,こちらにお任せくださいという調子で、弁済供託金やら書類作成費用を提示(その額50万円余り)し,早急にATMで個人名義の口座に振り込むことを要求する。
・ここで振り込むと,まんまと奴らの手口に嵌ることになる。。。

財務省 「財務省の名称等を不正に使用する団体に関する注意喚起について」と詐欺についての注意を促している。

日本管財事務局の住所は実在するが,そこは 東京・中央区立桜川保育園 だ。桜川保育園も大変な迷惑を受けている。

くれぐれもご注意を!!
[ 2009/10/20 18:04 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

つるべ落としの秋日

 秋の日はつるべ落としといわれるように日の沈むのが早い。ついひと月ほど前までは,夕方の5時といってもまだまだ明るかったが,近頃はもう薄っすらと夕闇が迫り始める。そこでどの程度早く日が沈むのか,ちょっとフォローしてみようとカメラをぶら下げ家を飛び出した。いいアングルで撮ろうと色気をだし,夕日を見ながら歩いている内にドンドン沈んでいく。。。なるほどつるべ落としはよく言ったもんだ...と感心しながらも少しあせる。夕日ばかり見ているので目がチカチカし、向こうからやってくる人もよく見えないという有様。。。何とか日没をカメラに収めた。下の4枚の写真は17:04:59から17:09:29までのものだから,実に5分間足らずのSunSet Showということになる。

【17:04:59】 露出オーバーやな。露出補正を思いっきり絞り込んでF値も...と苦戦した中の1枚。

【17:06:35】 オ~オ~,ドンドン沈んでいくやないか...と焦りながらシャッターを切る。 
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【17:08:05】 山の端にかかる夕日。。。これは絵になるなぁと,気が逸(はや)る。
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【17:09:29】 とうとう沈んだか。夕焼けがきれいやなと1枚。
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【17:15:29】夕闇のキャンパスに飛行機雲が。。。
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[ 2009/10/19 19:57 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

宇治川の釣り人

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 天気が良かったのでカメラ(Kiss X3)を引っさげ自転車で宇治川の天瀬ダムまで行ってきた。紅葉にはまだまだ早いが,陽気な天気に誘われてか結構沢山の人が来ていた。

 ダムは放流されていなかったが,ここが放流されるといっぺんに水かさが増す。とりあえず水門ゲートを望遠で撮る。

 10年ほど前までは大晦日や正月にも朝早くから宇治川に釣りに行ったものだが,それも今は昔の話で,今はもっぱら釣りの楽しみと実益を兼ねた(?)海釣りに填(はま)っている。。。

 ということで,宇治川の釣りは相変わらず盛んか興味があったので,河畔をリサーチしてみた。その結果,若人からシルバーエイジまで,結構釣り人は多かったので何故かホッとした。願わくば釣果大なることを。


 ダムの上から宇治川を撮る。右のレンガ造りが旧発電所の跡。
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 旧発電所の近くはハエ釣りのポイントと思われるような場所で,以前数回この場でハエを狙ったことがあるが釣果はゼロだった。ある日,家人を釣りに誘い,坊主では申し訳ないとオランダ仕掛けを手渡したら,餌つりのこちらを差し置いてバンバンとハエを釣り上げたのには驚いた。釣り人はルアーでブラックバスを狙っているのかな。
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 浅瀬の急流狙いだろうか,流れに逆らって泳ぐハエが餌に喰らいついた時の感触はググッとくるものがある。しかし難しい釣りで,ミャク釣りでやるか,浮き下をうまく合わせないとすぐ根がかりしてしまう。
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 ダムからずっと下がり,赤い橋の向こう側のワンドはハエ釣りの最高のポイントだった。いまは閉鎖されて入れない。ワンドから流れ出るところもいいポイントで,流れが急だが淀みを狙って投げ込めば大きいハエが掛かかる可能性も高い。10年余り前かな,この近場でブルーギルの小さいのが入れ食いになったことがあった。当時,ブルーギルという名前も知らず,家に持って帰って醤油で煮て食べようとしたところ骨が多くて硬く,しかも少し臭かったので捨てた。。。あとで行き付けの釣具屋のオヤジに魚の名前を聞くとブルーギルだった。
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[ 2009/10/18 18:18 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

カメラ

 キャノンのEOS Kiss X3 ズームキットを入手した。今使っているカメラは初代EOS Kiss Digitalでこれは2003年に発売されているので,6年経過した技術の進歩が楽しみ。。。X2かX3か迷ったがネット上の意見等を参考にX3に決めた。手に持つとその軽量さに少し吃驚(びっくり)したが,その分,ボディーが初代に比べて少しきしゃな感じがする。コストダウンの手がココにも及んでいるのか。レンズにスタビライザーがついているので手振れ防止に効果があるとのことだが,頼んでいるMemoryがまだ届かないのでこの有り難味等の検証は今しばらくおあずけ。。。8000円のキャッシュバックがあるので,必要なことを書いて早速ポストに投函した。
・Canon EOS Kiss X3
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[ 2009/10/17 17:25 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

秋野菜(2)

 秋野菜の苗を植えてから2Weeksが経過した。サニーレタスとブロッコリーが確実に成長している様子。家人は“そろそろレタスの葉を採ろか”と宣(のたま)ったが,「いましばらく~」ということでもっと葉っぱが茂るまで待つことに。。。ブロッコリーの葉っぱは虫が食いやすいのか所々虫食い穴が目立つ。ニラはまだショボショボといったところかな。まぁ,食卓に上がるのは11月半ば頃と睨んだが。。。
秋野菜
[ 2009/10/17 17:06 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

科学パズル(その3)

 自分が運転しているときはなんともないが,人の車に乗せてもらうと車酔いをする方がたまにおられる。小生の同僚にもそういう人がいた。急加速や不規則な振動,カーブの時の体の傾きなど,予期しない体への刺激が調子を狂わすのか。。。それの防止策は酔い止めを飲むか,体を慣らすことだといわれるが。。。
車1
 さて,一定の速度で走っている車の中で,水素ガスの入った風船を放したところ,図のように糸がピーンと張って空中に浮かんだ。この車が急ブレーキをかけたら風船はAの方に傾くか,Bの方に傾くかどちらだろうか。車の窓は閉めてあり,室内の送風もないとする。

[ 2009/10/16 09:44 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)
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こんにちは,KENZOUです。日常の思いついたことやいろいろなことを写真と共に綴っていこうと思います。また、理系に興味のある方は「楽しい物理ノート」を公開していますので、そちらの方も覗いてみてください。

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