Infinity

日々の雑感をそのつど綴っていこうと思います。

鐘の音

IMG_090928梵鐘 少し古いが,8月7日付の京都新聞 「随想やましろ」という欄に,京都文教短期大学学長の安本義正氏が 「寺院の鐘の音に異変が起きている」 という一文を寄稿されていた。何が異変かというと 「鐘の音が騒音だ」 ということらしい。京都市ないし山城地域にある寺院の約8割には梵鐘がなく,毎日鐘を撞(つ)いている寺は(梵鐘を持つ寺の)約3割とのことらしい。実に7割近くの寺は鐘を毎日撞いていないということになる。普段鐘を撞かない理由の第一位は 「時報としての役割がなくなった」で46%を占める。第二位は「騒音苦情のため」で24%を占め,その理由に我が目を疑ったと安本氏は書かれている。安本氏ならずとも大半の人はその理由に驚かれるのではないだろうか。。。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

IMG_090926グリーンスモーク たまに寺の鐘の音を聞くことがあると,哀愁(?)を帯びた音色に妙にしんみりと心静まるものだが,その音が騒音に聞こえるとは。。。。 “鐘の音が問題なのではなくて,モノの豊かさの代償として,心の豊かさを失いつつある日常生活の有り様に問題があるのであろう” と氏は指摘される。「価値観の多様化した今日,共に心を響かせあい,支えあって生きることの大切さを,この鐘の騒音問題が教えてくれているように思われる。コミュニケーション不足の現代社会に大きな警鐘を鳴らしているように思えてならない。」と締めくくられている。

ゴ~ンを聞いても腹の足しにもならんワ

と仮初め(かりそめ)にもそのように思う事があれば,それは現代病に罹っている証拠だろう。

・梵鐘:京都玄琢・招善寺の梵鐘
・睡蓮:グリーンスモーク(熱帯スイレン/草津市立水生植物公園)
[ 2009/09/29 14:35 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(1)

「骨の記憶」展

 琵琶湖博物館で 「骨の記憶 あなたにきざまれた五億年の時」 という展示会を見に行ってきた。サブテーマは「魚類から見る進化の記憶」というもので,魚類からヒトへの5億年の進化の経過を紹介している。今日は全国的に快晴で,博物館の近くには風力発電のプロペラが風を受けて,ゆっくりと長閑(のどか)に回っていた。

IMG_090926旗  IMG_090926風力発電


《頭蓋骨》
ヒトの頭の骨は舌骨含む15種23個の骨からできているとのことで,現在の哺乳類の平均44個と比べても大変少ない。一方,魚の場合はこれらに比べて圧倒的に多い。例えばあご骨はヒトは1つだが魚は3つにも4つにも分かれる。ヒトは進化の過程で頭を構成する骨を減らしていったそうである。

【写真左:人間の頭蓋骨/写真右:オランウータン(♂)の頭蓋骨】
IMG_090926人間の骸骨   IMG_090926オランウータン骸骨



《鰓(エラ)》
ヒト,哺乳類,中でも水中にいるクジラでも鰓(エラ)はない。が,胎児のときには喉(ノド)の部分に鰓の痕跡があるとのこと。そういえば,大昔,京大の医学展でホルマリン漬けされたヒトの胎児の展示説明パネルを読んだことがあるが,胎児の目の下方にある切れ目が鰓穴にあたると書かれていたっけ。尤も,生まれるまでには鰓の痕跡はスッカリ消えてしまうが,鰓穴だけは耳の穴として残るとのことだ。耳の穴は魚の鰓穴と同じように奥の方で喉の部分とつながっており,これは魚類の鰓穴を改良して使っているためとされる。

【写真左:ヒトの胎児(約33日目)/写真右:ヒトの耳の構造】
IMG_090926胎児  IMG_090926耳の構造



《二足歩行》
4つ足動物の背骨は前後に連なっており,一方,ヒトの背骨は上下に連なっている。2足歩行で,重たい頭を支えたり,背骨より前にある胸部や腹部の重さを支えるために,背骨は他の動物にはないS字状の湾曲をしている。ヒトは生まれたときにはS字ではなく凸の湾曲となっているが,生後3ヶ月から歩き始める1歳~1歳半頃には背骨はS字状の湾曲になる。

【写真左:ヒト)/写真右:ニホンザル】
IMG_090926人間  IMG_090926ニホンザル

【写真左:チンパンジー)/写真右:スマトラオランウータン】
チンパンジーの奥に見える標本はキングペンギンの骨格。
     IMG_090926チンパンジー        IMG_90926スマトラオランウータン(♂)



【写真左:シベリアトナカイ)/写真右:トカラヤギ】
・シベリアトナカイ:トナカイはシカ科で唯一雄雌ともに角を持つ(ニホンジカは雄だけ角が生える)。それにしても勇壮な角だな。
・トカラヤギ:鹿児島県のトカラ列島にいる野生のヤギ。比較的小柄。
IMG_090926シベリアトナカイ   IMG_090926トカラヤギ



【写真左:ニホンカモシカ)/写真右:グランドシマウマ】
・ニホンカモシカ:通常のシカより小柄でずんぐり。足も太く短い。「カモシカのような脚」という言葉は果たして褒め言葉か否か。。。?
・グランドシマウマ:動物園などで見かけるシマウマ。白地に黒のストライプなのか黒地に白のストライプなのか?
IMG_090926日本カモシカ   IMG_090926グラントシマウマ



【写真左:シロハラ)/写真右:ビルマニシキヘビ】
・シロハラ(白腹):全長約24センチメートル,上面は暗褐色で下面は淡褐色の大形ツグミの1種でスズメの仲間。日本では冬鳥。
・ビルマニシキヘビ:全長は平均で3~4m。野生では最大6mの長い奴もいるとか。比較的温和な性質で扱いやすいヘビといわれる。
IMG_090926シロハラ   IMG_090926ビルマニシキヘビ



【写真左:マイルカ(真海豚))/写真右:ミシシッピワニ】
・マイルカ:水温10~28℃の温帯から熱帯にかけて広く分布。水族館などにいるハンドウイルカやカマイルカに比べて芸を仕込むのが難しいとされる。
・ミシシッピワニ:いわゆるアリゲータ。クロコダイルと比べ口先の幅が広く,頭部が角ばっている。腹部の皮はハンドバックやベルト,時計バンド等に利用される。ワニは死して皮を残すか。。。
IMG_090926マイルカ   IMG_090926ミシシッピワニ
[ 2009/09/26 21:46 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

花札からゲームへ

 DSシリーズで破竹の勢いの任天堂3代目社長で現相談役の山内溥(やまうちひろし)氏が京都新聞に「歩みを振り返る」という記事(9/23付)で記者の質問に答えていた。
 任天堂の成功譚は山内語録として雑誌や書籍などで取り上げられているが,いままで目にしてもほとんど読まずに素通りしていた。新聞に載った山内氏は,かつての鋭い眼光が鳴りを潜めた82歳の好々爺で,辛苦を甞めた人生の先達の言葉を聞こう(読もう)という気になった。
IMG_090924狛犬
「娯楽など(大手メーカーには)分からないんですよ。」
→大手メーカーには遊び・娯楽を低級・と見なす体質がある。。。?

「ものを作っている巨大メーカーはハードの体質。生き物で例えると鳥(任天堂)と猛獣(大手メーカー)ぐらい違う」
→筋肉質の猛獣にかかればか弱い鳥なんぞ一発でおわり。しかし鳥には猛獣にはない空間への飛翔力がある。

「僕は開発のことは分からない。開発部隊がいろいろな意見を出して討議し,進むのがわたし達の分野。ワンマンが前後左右に命令を発して,会社を引っ張っていく発想じゃあねぇ。でも成功したからといって特別扱いはしない。その人が才能を持っていれば生きてくる」
→そういえばゲームメーカSEGAの社長であった中山隼雄氏が “会議で幹部連中を叱り飛ばし,喝(カツ)を入れて引っぱっていくのが自分の仕事” とか言っているのを,昔,ある雑誌で読んだことがある。その後のSEGAの凋落ぶりは言わずもがなか。。。

IMG_090924棕櫚「努力目標とかいうのは,そもそもハード的な発想。不況だからコストダウンを図る,それでは少しも楽しくない。そういうことを意識しなければ,自然に風土は形成される。わめき散らすから発想が固定される。こういう経営者は少数で,ハードの視点から見たら僕なんか変人やろな」
→“努力目標とはハード的発想” との指摘には目から鱗。

「実は任天堂がこうなるとは全く想像していなかった。どうしてそうなったんやと言われても的確に答えられない。こうなろうと計画を立ててやってきたなら言えるけど」
IMG_090924柿と花→時代の変遷とともに家業の花札製造が行き詰まり,何をしていいかわからない時期-かつて任天堂は乾燥ライス事業も手がけた事があるとか-を経てとりあえず手をだしたファミコンが幸運にも急成長の波に乗った。人知の及ばざる“運”に恵まれたということか。
 「サブプライムローン」という化け物の登場で世界景気は一遍にペッシャンコ,経営戦略もなにもあったものではなかったが,ソフトな経営戦略を根っこに据える任天堂には不況どこ吹く風。

山内氏の座右の銘は「失意泰然、得意冷然」 とのこと。





[ 2009/09/24 20:07 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

藤城清治 光と影の世界展

 今日が最終日ということで,京都三条の京都文化博物館で開催されている「藤城清治(ふじしろせいじ) 光と影の世界展」を見に行ってきた。いわゆる影絵だ。影絵といっても単なる白黒ではなくてグラデーションがかかっており,その陰影で立体感が醸し出されている。また,紙を切り抜いたところに色セロファンを貼り付けたカラーの影絵は,パッと見たら水彩画かなと勘違いしてしまうほど細やかに鮮やかにいろいろな色をだしていた。藤城清治は1924年生まれだから今年で85歳,毎日一万歩の散歩で健康管理されているとのこと。

「目に見えるものだけではなく,奥にある目に見えないものまで描いてこそ本物といえる。若い頃は切った線の鋭さや切れ味にひかれていた。一刀彫のように一気に切り抜く瞬発力こそ影絵の生命であり魅力だと思っていた。 しかし,それでは見落とすものがあることが次第にわかってきた。ほんものの美しさは,奥にかくれていて,簡単には見えない。時間をかけなければものの本質は見えてこない場合が多い。また,世の中には,失敗や挫折やさまざまの経験を味わわなければ,わからないものも多い。そのにがい経験の中に人間としてもっとも大切な宝がかくされているように思う。美しい作品をつくるには,まず美しい心を持った自分自身をつくることだろう。光と影,それはつくづく人生そのものだと思うようになった。」

と述懐されている。作品集は既に完売で,島根県で開かれたときの作品集が販売(¥3,150)されていたのでそれを購入した。 以下は小生が気に入った作品の中の一部と作者による作品解説。
こびとのせんたく日
<こびとのせんたく日(1953)>
 “1953年,朝日新聞の毎日曜日に掲載された影絵の一枚。影絵を見て北畠八穂さんが詩をつけてくれた。北畠さんの詩が面白くて,その詩からまた,ぼくのこびとがどんどん育っていった。”









つりのこびと
<つりのこびと(1997)>
 “影絵による鋭角的なカットラインを生かした作品。ぼくの好きなモチーフの一つで,くりかえし作品化している。 大きさや構図は異なるが,同じ意匠で山梨,および北海道の生田原の影絵美術館に所蔵されている。”







玉ねぎと子うさぎ
<玉ねぎと子うさぎとねこ(1955)>
 “暮らしの手帳に連載した影絵の初期のモノクロ時代のうちで,自分でも気に入っている作品。1948年から連載をはじめて7年目,1955年頃だからぼくが30才の頃,西遊記も作っていた油ののった時の作品。”









月光の響き

<月光の響き(1981)>

 ”水辺でこびとがセロをひき出すと,月の光が木の向こうから,スポットライトのようにさし込んできた。セロの音と共鳴して木の葉も水も響いてゆく。 この絵は’82年度のうちのカレンダーのためにつくったものだが,ぼくのたくさんの作品の中でも,代表作といわれているもの。”






夢がとぶ
<夢がとぶ(2002)>
 “皇太子妃殿下雅子様のはじめてのお子様である愛子様のご誕生を祝って,慶びの気持ちを込めて制作した作品である。”










雁の童子(宮沢賢治童話)
<雁の童子(1998)>
 “宮沢賢治の童話「雁の童子」の装丁として製作した作品。”












コスモスは詩う  
<コスモスは詩う(2003)>
 “ぼくは花の中で,コスモスの花が,一番好きだ。コスモスの花が風にそよぐ中で,こびとや猫や少女がうたをうたっている。”










 ムネアカドリのおはなし
<ムネアカドリのおはなし(1986)>
 “昔,神様が世界をお創りになった時,天と地だけでなく,草や木や,獣や,鳥までもお創りになって,それぞれに名前をお付けになりました。ある日,神様が小鳥に色を付けられていた時,絵の具がなくなり,色が付けられず,体は灰色のまま,名前をムネアカドリとお付けになりました。ムネアカドリは,小川の水に映った自分の姿を見て,オームやカナリヤが美しい色をしているのに,どうして自分は灰色で,一本の赤い羽根もないのだろうと思いました。ムネアカドリは神様のところへ飛んで戻って,そっとそのお手にとまりました。そして,どうして名前がムネアカドリで体は灰色なのか神様に聞きました。神様は,お前が私の心にかなったことをしたとき,赤い胸毛になるだろうといわれました。(以下お話の要旨)長い年月が過ぎたあるとき,3人の男が十字架にはりつけられ,真ん中の男には棘だらけの茨(いばら)の冠(かんむり)までかぶせられていた。人間は仲間になんてひどいことをするのだろうと悲しく思ったムネアカドリは,茨の冠の人のところに飛んでいくと,その小さなくちばしで額(ひたい)に刺さっている棘を引き抜きました。その時,ひとしずくの血がムネアカドリの胸に落ち,しずくは見る見るうちにひろがって,やわらかな胸毛を真っ赤に染めました。その色は水浴びをしても消えず,やがてヒナ達が大きくなるとその胸毛も真っ赤に輝きました。”



角笛と少年
<角笛と少年(2005)>
 “1977年にモノクロの影絵として作った作品。ちょうどカラーの影絵に変わる前の作品だ。単純でシンプルな中に洗練されたスタイルが出ているぼくの50代前半の代表作。2005年にカラーで復元した。版画になっている影絵の中でも一番人気のある影絵だ。”







[ 2009/09/23 19:38 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

近場の秋の草花(その2)

<団栗(どんぐり)>
小さい頃どんぐりを齧(かじ)ったことがあるが,非常に渋く食えたものではなかった。渋抜きをすると食用にできる(←大昔の縄文時代に既に食用にされていた!)とのことで,太平洋戦争直後の食糧難時代には,食料としてよく利用されたとのこと。子供の頃は爪楊枝を刺し独楽(こま)としてよく遊んだものだ。
IMG_090921団栗_1

<狗子草(エノコログサ)>
穂の形が子犬(狗子)の尻尾に似ていることからイヌコロ草→エノコロ草と名付けられたとか。英語では犬でなく狐の尻尾となりFoxtail grassと呼ばれる。別名ネコジャラシ。粟(アワ)の祖先らしい。薬草としても使われる。
IMG_090922エノコロ草

<稲穂>
「実るほど 頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」というが,稲穂が次第に黄金色に変わってきた。あとしばらくすれば稲刈りが始まる。今年も豊作か。。。
IMG_090922稲穂

<小紫(コムラサキ)>
紫式部(ムラサキシキブ)は山野に生え,実は比較的ばらばらにつけるが,小紫は枝に沿ってかたまるように実をつける。紫色の実をびっしりつけることから紫敷き実(むらさきしきみ)と呼ばれていたものが,いつの間にか紫色の清楚な実の色から平安朝の 紫式部 を連想させ,「紫式部」という名前になったといわれる。小紫は紫式部に比べて少し小ぶりだが,実のつき方がいいので人気があるとのこと。
IMG_090921小紫_1
小紫の実
IMG_090922小紫

※以下の2枚の写真の花の名は今のところ不明。田んぼの近場に咲いており,清楚,可憐な花なのでシャッターを切った。
IMG_0979.jpg

IMG_0987.jpg
[ 2009/09/22 18:10 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

近場の秋の草花(その1)

 日中はまだ暑いとはいえ,一日一日秋を深めていくような日差しとなってきた。近場を散歩し,道端に何げなく咲いている草花にカメラを向けた。

<露草(ツユクサ)と蜂>
 朝露を受けて花が咲き始め,午後になると萎み始めるといわれる露草(←写真を撮ったのはAM11:30)。綺麗な青色はみずみずしい朝露を想わせる。小さな蜂が蜜を求めて飛んできた。。。
IMG_090922ツユクサ_3
無事着花(?)し,蜜を吸っていた。
IMG_090922ツユクサ_2

<丸葉留紅草(マルバルコウソウ)>
昼顔の仲間。葉っぱがスペードあるいはハート型をしているが,一応丸い葉っぱとして,花が縷紅草(ルコウソウ)に似ているところからマルバルコウソウと名付けられたとか。
IMG_090922丸葉留紅草

<白粉花(オシロイバナ)>
夕化粧という別名があるように夕方から咲き始めるが,秋口には午前中から花開くとのこと。写真をとった時間は昼前で,まだ眠りから覚めていない様子。種子(写真中央やや下方の黒い粒)の中のデンプンが「おしろい」のような質感を持っていることからオシロイバナと名付けられたとか。
IMG_090922オシロイ花
IMG_090923オシロイバナの種
オシロイバナの種子を割ってみた。成る程,名前のように白粉(おしろい)のような粉がぎっしりと詰まっている。そういえば子供の頃,女の子はこの粉を集め白粉として人形に塗って遊んだというのを聞いたことがある。
花言葉は「あなたを思う,慎重,臆病,内気」



<彼岸花(ヒガンバナ)>
別名,曼珠沙華(マンジュシャゲ)。地下茎(球根/鱗茎)は有毒物質を含んでおり,田を荒らすモグラやネズミがその毒を嫌って寄り付かないことから田畑によく植えられている。球根をすりつぶして水に晒し十分毒抜きをしたものは,炎症や腫れ物に効き,また防虫効果もあるとのこと。
IMG_090922彼岸花

<彼岸花(ヒガンバナ)と秋桜花(コスモス)>
彼岸花とコスモスが仲良く咲いていた。
IMG_090922彼岸花とコスモス

<秋桜花(コスモス)とモンシロチョウ>
フワフワと飛んできたモンシロチョウがコスモスの花に止まった。シャッターチャンスと接近しシャッターを切る。
IMG_090922コスモスと蝶
[ 2009/09/22 18:03 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

月下美人

 夜に花を開花させ,一夜でその見事な花を萎(しぼ)めるといわれる幻想的な花 「月下美人」 が咲いた。3年ほど前に親戚から株分けしてもらったもので,花が開くまでには3~4年はかかるといわれていたものだ。昨夕,所要で夜の9時半頃帰宅すると玄関にはいつもとは違う芳香が漂っていた。アレッと思ってふと玄関先を見ると,なんと月下美人がそのゴージャスな花を咲かせている。外出の疲れもどこへやら,すぐさまカメラをとりだし,シャッターを切った。

 9月6日に葉っぱ状の茎から蕾が出始め,9月19日に蕾が大きく膨らんだ。もうそろそろ花が開く頃かなと思っていた矢先の9月21日夜に開花。まさに月下の開花か。蕾から数えて約2Wという期間だ。一輪だけだが,なかなか強烈な芳香を放つ。

 月下美人はサボテンの仲間で,葉っぱと思う扁平なところは実は茎とのことだ。葉っぱから花が咲くのは不思議だなぁと思っていたが,それは間違いで,正しくは茎から花が咲くということを知った。

 月下美人の花は食べられるらしい。茹でて和え物にしたり,汁物に入れたり、炒め物もいけるそうだ。台湾ではスープに入れるらしい。どんな味がするのかな。。。
→月下美人の花びらを湯通しして水でしめ,胡瓜と和えて食す。味は特になかったが粘りが相当でていた。

花言葉は 「はかない美、儚い恋、繊細、快楽、艶やかな美人」。

<9月19日時点での蕾>
  蕾がだんだん膨らんでいく。
IMG_090920月下美人_1


<9月21日夜9時半頃>
  蕾の中から白い花がパァ~と開いた。
IMG_090920月下美人_2

  あの芳香はどこから放っているのだろう。沢山の雄しべの中から突き出ているのは雌しべかな(?)。その先端は太陽のイメージのような姿をしている。
IMG_090921月下美人_3

  明るい部屋の中でも萎まずに,元気一杯その容姿を表す月下美人。
IMG_090920月下美人_4

[ 2009/09/21 17:08 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

熊田千佳慕展

京都四条の高島屋で開催されている「プチファーブル・熊田千佳慕展」に行ってきた。
<フンコロガシ>

糞ころがし  以前,TVで熊田千佳慕の作品を見たことがあり,今回その原画が見られるということで喜んで行った。70歳の頃から本年の8月98歳で亡くなるまでの30年間近く,ファーブル昆虫記の絵本化をライフワークとし,その繊細かつリアルな画法,美しい色彩に溢れる表現力は世界の高い評価を受けているとのことだ。使う筆は面相筆一本だけという。筆先のほんの2~3本の毛に水彩の絵の具をつけ,点描のようにキャンパスに描いていく。野にでて納得できるまで昆虫を徹底的に観察し,ヨッシャ!と納得するとイメージを頭に焼付け自宅に戻ってからキャンパスに描いていくとのこと。原画をじっくり見てもその繊細な筆使いには只々吃驚(びっくり)する(←以前,妙心寺で牧谿の「観音猿鶴図」を見たことがあるが,猿の毛の吃驚するような克明な描きかたにタダタダ感嘆したことと似ている)。速く仕上げようとか,もっと効率良くやろうというような邪念があってはできない仕事だ。出口で作品集の冊子(¥1,900)を購入した。

ふん玉での幼虫時代  地上への旅立ち

 ファーブル昆虫記の最初の方に糞ころがしの話が載っている。動物の糞を転がして球状にし,メスは糞玉の中に卵を産み付ける。幼虫は糞を食べて育ち(ふん玉での幼虫時代:写真左),成虫になると糞玉の壁を破って出てくる(地上への旅立ち:写真右)



<天敵>天敵
この作品は作者のある想いがこもっている。 ガマ蛙に睨まれたキンイロオサムシは絶体絶命の窮地に陥った。作者はその緊張感に耐え切れず,また,オサムシが余りにも可哀想に思ったので,ファーブル昆虫記には書かれていなかった“蜂”を登場させ,その場の緊張感を和らげた,ということだ。




<得意,苦手>得意,苦手
得意,苦手という作品名になっている。キンイロオサムシはカタツムリやミミズ,蛾の幼虫などを餌に地面を歩き回ってばかりいたので,羽根が退化して飛ぶことができくなったらしい。庭の植物の害になる虫を食べてくれるので,フランスでは“庭つくりの虫”と呼んでいるとのこと。しかし,ミミズは庭つくりに大事な虫ではないのかなぁ。。。



<つかのまの一生>つかのまの一生
蝉は土中に7年程いて,成虫になり地上にでてからはわずか1週間でその一生を終える。土中の7年間は一体なんなのだろうか。。。真っ暗闇の土中はある意味光の差し込まない深海に似ている。深海魚もあの手この手を駆使して必死に生きているが,蝉の幼虫も土中であの手この手と生きるのに忙しいのだろう。ひょっとしたら束の間の一生という見方は人間から見た見方ということかも知れない。




<秋空のとうがらし>
秋空のとうがらし 「赤とんぼ」という童謡がある。その中に「おわれてみたのは いつのひか」という歌詞があるが,“おわれて” を “追われて”と解釈すると追いかけっこしながら見たということになるが,実は“背中におんぶされて”という内容で,幼児のころを懐かしむ牧歌的な意味合いがある...ということを最近知った(汗;)。童謡にはこのように意味を取り違えやすい歌が多いなぁ。。。



<飛ぶセキセイインコ>
写真右は自宅アトリエでの作者。
飛ぶセキセイインコ 熊田千佳慕
[ 2009/09/19 17:49 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

姫フウロ草

 今日は快晴・秋晴れの日和。玄関先の鉢に咲いている小さな可愛い花に陽光が燦燦とあたっている。家人が以前ご近所から株分けしてもらったものだが,名前を忘れてしまっていた。つい最近,「姫フウロ草」という名前であることが分かった。名前を頼りに早速調べてみると,フウロは風露という漢字が充てられること,また,草刈場を「フウロ野」と呼び,草刈場に生えるゲンノショウコの仲間をフウロ草と呼ぶということが分かった。ゲンノショウコといえば,昔から民間療法として下痢止めによく効く薬草として知られている(←そういえば子供の頃ユキノシタとかゲンノショウコを煎じたものを飲まされたような記憶が...良薬は口に苦い!)。その効果は「現の証拠」というくらいだから飲むとすぐ効く。フウロ草は漢方の本場中国では「老鶴草(ろうかくそう)」と呼んで,風邪薬に効く薬草として使われているとか。
 姫風露草とは洒落たネーミングだ。姫のように可愛いが,風雨や朝露を友として(?)健気に咲く可憐な花というイメージが湧いてくる。しかも薬効ありという事だから凄い。

●姫フウロ草
IMG_090919姫フウロ草_1

IMG_090918姫フウロ草_2

ゲンノショウコ
現の証拠
[ 2009/09/19 11:29 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

パラサイト・ビジネス

IMG_090918.jpg NHKの番組で「婚活ブームの落とし穴 心の傷」というのをやっていた。結婚を真剣に希望する女性に,会員になれば夢がかなえられるような甘い話を持ちかけ,高額の入会金を Get したが最後,あとはおざなりな対応しかしない,場合によってはドロンを決め込むという詐欺まがいの悪徳商法の実態をやっていた。少し前はグッドウィルの悪辣な介護ビジネスがあからさまになり,一世を風靡したといわれる風雲児・折口(元)会長は一転暗転の人生を送る羽目に。
 人の真摯な希望や要望あるいは弱み等に巣食って金をひたすら毟り(むしり)とり,人の心を踏みにじっても平気なビジネスを パラサイト・ビジネス と名付けよう。いつの世もそのようなことをやる輩はいたものだが,最近は外面如菩薩で人の弱みに付け込み,甘い汁だけを吸いとった後は知らん顔,というパラサイト・ビジネスが急増しつつあるのではないだろうか。時代が便利になれば成る程 、「効率化」というキーワード を求め,「楽」 を追求するようになるのは人情だが,それは近代テクノロジーの成果という無機質的なものに踊らされているんだという一面を忘れてしまうと危ないと思う。

 パラサイト・ビジネスのTopを一応経営者と呼べば,彼らに
「経営者は,経済資源を体系的に組織することによって,人類の生活水準を向上させることができるという信念にもとづいて誕生したものである。」(ドラッカー・現代の経営) 
という言葉を示しても...馬の耳に念仏か。。。
[ 2009/09/18 21:17 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

都はるみコンサート

都はるみ
 枚方市市民会館で開かれた「都はるみコンサート2009」にいってきた。元気をいっぱいもらってきた。1948年生まれだから小生と同い年で,アラカン世代ということになる。肉眼でもステージがよく見えたが,双眼鏡で彼女の顔をしっかり見させてもらった。若い頃とはまた違って,滋味(じみ)のあるいい顔付きで、改めて好きになった。ステージ狭しとエネルギッシュに動き回る観客へのサービス精神は依然旺盛で,2時間余りのコンサートで約30曲程度は歌ったかな。師匠・市川昭介の弟子ですと言っていたが,彼女の歌は,芯はあるが控えめで,心優しい女性の姿を歌った歌が多く,市川昭介の世界が開花している。
IMG_090916コスモス
そのような中で阿久悠・作詞,宇崎竜童・作曲の「ムカシ」という曲は面白い。6年程前かな、初めて聞いたときに気に入った曲だ。
「あの日あなたは強かった」
「あの日あなたは偉かった」
「あの日あなたは華だった」
あの日 あの日で うっとりさせ 駄目にする
追い出しなよ ムカシって奴をよ

“ムカシ話でいい気持ちにさせるオバケ” という指摘は鋭い。軽快なリズムに体がスウィングした。
都はるみの数多い曲の中で 夫婦坂 は大好きな一曲だ。3番目の
   流れゆく 人の世の
   哀しみに 泣いたなら 
   杖になってね 抱いてね
   肩を貸してね 背負ってね
   いいの いいのよ ふり向かないわ 
   曲がりくねった 坂道だけど
   ついてゆきます 夫婦坂

という歌詞は、いつ聞いても胸にジ~ンとくるなぁ。。。
[ 2009/09/16 19:03 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

夏野菜の総決算

IMG_090914コスモス
 最近は朝晩めっきり涼しくなってきた。今年の秋の紅葉はどうだろう,キュッと冷え込まないと見事な紅葉にはお目にかかれないとの事だが。。。野にはコスモス(秋桜)が一輪咲いていた。
 さて,我が家の夏野菜もいよいよ選手交代の時期を迎えた。夏野菜の収穫量と思いついた課題などを書き留めておこう。
①キューリ 総収穫量:17本/苗 → キューリは花から小さな実ができるまでは結構活発だが,大半はその段階で萎んで枯れ,大きな実にまで結実しない。栄養が問題なのか,土壌のpHが問題なのか。。。来年はゴーヤにも挑戦しよう。
②ナス 総収穫量:5個/苗 → 「親の意見とナスの花」という諺のとおり,花が開くと必ず実が結実した。ただ収穫量が少なかったのが課題。
③トマト
 総収穫量:8個/苗 → これも着実率は30%程度といったところか。栄養が実に回るように適当に若葉を切ることがポイントとテキストには書かれているが,なかなか難しそうだ。
④しし唐
 総収穫量:多量 → しし唐の育成は比較的簡単と聞いていたがその通り。まだ実をつけている。来年はピーマンあたりに挑戦してみよう。

IMG_090914実り 近場の田圃(たんぼ)は実りの秋を迎えつつある。しばらくすれば緑の稲穂も黄金色に輝き,大粒の米を実らせるだろう。








[ 2009/09/14 11:16 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

新薬師寺参拝

 原善伸のギターリサイタルは昼からなので午前中は萩で有名な新薬師寺へ足を伸ばした。天平19年(747年),聖武天皇の眼病平癒祈願のために勅願により光明皇后により建立され,当時は七堂伽藍を備え,四町四方(約440×440平方メートル)の広大な境内をもち,僧一千人が勤行する寺院だったそうである。現在はひっそりとした小さな寺院となっている。新薬師寺の「新」は「あたらしい」ということではなく「あらたかな」ということで,あらたかな薬師寺という意味との事だ。

<本堂>
 創建当時は食堂だったらしい。落雷による火災や台風で大半のお堂が焼失・倒壊し,この本堂だけが残ったとのことだ。この本堂の中にご本尊の薬師如来坐像とそれを取り囲む形で十二神将が円陣を組んで並んでいる。
IMG_090913新薬師寺_2

<バサラ像>
 十二神将の一つバサラ像。十二神将は現在は無彩色の像となっているが,創建当時は色鮮やかに彩られていたとのことで,天平時代の彩色をCGで色再現したものが右の写真(←ポストカードで売られていた)。誠に色鮮やかなバサラ神将だ。このような鮮やかな神将に囲まれると気も心も生き生きと鼓動を打つのではないかしら。無彩色の仏像を有り難がる傾向があるが,作られた当時の彩色を施せば,当時の人々のマインドもより明確になるし,寺院というものに対する新たな見方,大げさに言えば新たな文化が芽生えてくるのではと思うが,いかがなものだろう。。。?
 IMG-090913バサラ大将像(BW)  IMG-090913バサラ大将像

<萩>
 本堂の脇に咲いている萩の木。白と黄色と紅色の萩が咲いていたが,まだ旬には少し早く満開とまではいっていなかった。萩は秋の七草(オミナエシ,ススキ,桔梗,ナデシコ,フジバカマ,葛,萩)の一つ。秋という漢字の上に草冠(くさかんむり)を書くのでまさに秋の木。
IMG_090913新薬師寺_1

ひっそりと咲く萩の木。豆科の植物とのことだ。洋花のような派手さはない。
IMG_090913_萩_2

折角だから接写した。
IMG_090913萩

<会津八一(秋艸道人)の歌碑>
 歌人であり書家である会津八一の歌碑があった。

「ちかづきて あふぎみれども みほとけの みそなはすとも あらぬさびしさ」

八一が拝した御仏は「香薬師」と呼ばれる高さ73cmの銅像薬師如来立像といわれる。この像は1943年に3回目の盗難にあい,未だその所在は不明との事だ。
IMG_090913会津石碑
[ 2009/09/13 22:06 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

ギターリサイタル

IMG-090913原善伸
 ムーミンパパさんより「原善伸ギターリサイタル」の割引券をいただいたので早速聴きに行ってきた。バッハ「リュート組曲第3番 プレリュード ガボットⅠ・Ⅱ」,F.ソル「魔笛の主題による変奏曲 Op.9」,J.K.メルツ「吟遊詩人の調べOp13より“マルビーナへ” “不安” “夕べの歌”」等々全7曲の演奏。いままで聴いたことがない曲ばかりだったが,さすがにプロの演奏,綺麗なギターの音色に聴き入れさせられる。アンコールでは合計4曲演奏され,タルレガの「アラビア風奇想曲」「アルハンブラの想い出」など有名な曲ばかりで十分堪能した。

 演奏会が終わって会館の外に出ると,静かに秋が忍び寄っているのか、もみじの一部が紅葉しはじめていた。
IMG_090913紅葉
[ 2009/09/13 20:07 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)

POWER & PEACE

 残暑も厳しい初秋を迎えた。今年の夏は異常気象で天候不順な日々が続き,そろそろ夏バテが顔をだしてくるかも知れない。ちょっとパワーをもらえる絵を眺めるのもいいものだ。写真の作品(「POWER」,「PEACE」)はいろいろなメッセージがキャンパスに凝縮されているようで,眺めていて楽しい。

《POWER》Power_1.jpg

Power_2.jpg Power_4.jpg

 Power_3.jpg Power_7.jpg


《PEACE》
          Love_1.jpg

  Love_5.jpg     Love_4.jpg

  Love_3.jpg     Love_6.jpg
[ 2009/09/07 15:19 ] 日常雑感 | TB(0) | CM(0)
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こんにちは,KENZOUです。日常の思いついたことやいろいろなことを写真と共に綴っていこうと思います。また、理系に興味のある方は「楽しい物理ノート」を公開していますので、そちらの方も覗いてみてください。

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